2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2021年1月20日に、四十節気の24番目の「大寒(だいかん)」を迎えました。この最後の日、2月2日をもって暦の上での季節「冬」は終わりを告げます。翌日の3日は「立春」、いよいよ春が始まるのです。寒いからこそ、其処彼処(そこかしこ)に春の兆しを感じ取れる…
木曽三川とは、岐阜県の誇る主流の3つの川です。中心都市である岐阜市の南側が木曽川、遠く西側を揖斐(いび)川、市内を横断するように長良川。この豊かな水資源無くして、豊穣を約束されたかのような濃尾平野はありえません。川の話から「恵那川上屋さんの栗…
フランスでは、アルプス山脈を源流とするローヌ河の中流域にある、Ardèche(アルデシュ)県が栗の銘産地のひとつ。日本では、中央アルプスを源流とする木曽川の上流域にある、岐阜県の恵那・中津川が栗の銘産地のひとつ。両「アルプス」からの水資源によって育…
毎年のように、秋冬にかけてBenoitのメニューに堂々と名を連ねるデザート「モンブラン」。なんと美しく心に響く音色でしょうか。西ヨーロッパアルプス最高峰のMont-Blancが、このデザートの名前の由来といいます、しかし、どこをどう見てもデザートのモンブ…
「冬至 冬中 冬はじめ」とはよく言ったもので、2021年1月5日「小寒」、20日「大寒」と2月3日までの「立春」までは、暦の上でもまだまだ冬であり、寒さ厳しい期間です。明治時代に太陰太陽暦からグレゴリオ暦へと改暦したこともあり、多少の季節の誤差があろ…
緊急事態宣言の発出により、今後しばらく外出を控え、ご自宅で過ごされた方が多いのではないでしょうか。ご家族皆様にBenoitへお運びいただきたくことは憚(はばか)れる昨今にあり、少しでもご自宅での「語らい」の場をこしらえていただきたく、新春特別テイ…
山川に ともなき鴛(をし)は 影をみて ひとつがひある 心ちすらしも 源兼昌(かねまさ) 漢字検定準一級に属する難読漢字である「鴛(おし)」。さらに「鴦(おう)」という、これまた難読漢字が加わる「鴛鴦(えんおう)」とは、鳳凰(ほうおう)のように何やら空想世…
新しい年を迎え、皆様はご自宅のある地を守る氏神様へ初詣をされたのではないでしょうか。旧年のお礼とご報告、そして新年も引きご加護を賜りますようにとお願いされたことと思います。願いを受ける氏神様におかれましては、「新型コロナウイルス災禍の収束…
新しい年を迎え、皆様はご自宅のある地を守る氏神様へ初詣をされたのではないでしょうか。旧年のお礼とご報告、そして新年も引きご加護を賜りますようにとお願いされたことと思います。願いを受ける氏神様におかれましては、「新型コロナウイルス災禍の収束…
寒中お見舞い申し上げます。 旧年中は並々ならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。新年を迎え、皆様より賜りましたご温情は徒(あだ)や疎(おろそ)かにせず、倦(う)まず弛(たゆ)まず研鑽の日々に努めます。「観梅の心、観桜の目」を忘れることなく、少…
「人の人たる所以(ゆえん)は、人間関係にある。」と喝破したのは、ドイツの政治学者オットー・フォン・ギールケです。自然界の弱肉強食の世界とは異なる人間関係は複雑怪奇であり、多くの賢人が果敢にこれに挑むも、いまだ結論が出ていません。人が社会で生…