なにとなく 年の暮るるは 惜しけれど 花のゆかりに 春を待つかな 源有仁(ありひと) 何か特別なことがあるわけでもないけれど、歳暮(としのくれ)ばかりは、他の月とは全く違うほどに重みがあり、惜しむ思いが募るものです。12月31日と1月1日とは、月末から月…
神無月 ふりみふらずみ 定めなき 時雨(しぐれ)ぞ冬の 初めなりけり 詠み人しらず 晴れ澄み渡った空にもかかわらず、はらはらっと肌に感じる軽やか雨を「時雨(しぐれ)」と言います。湿気のある風が山にぶつかり、雨粒を落とす。それが風に乗って晴れている地…
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