kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

ワインパーティー

2024年4月 季節のお話≪催花雨≫とBenoitからのご案内です。

「催花雨(さいかう)」 生きとし生けるものに必要不可欠なもののひとつが「水」で、これは雨によってもたらされます。時に猛威を振るい、甚大なる被害をもたらすも、豊富な雨無くして自然豊かな日本はありえないもの。まして、日本人は農耕民族だからこそ、雨…

きたる2024年4月6日(土)、Benoitにて≪アルチザンによるシャンパーニュの饗宴/競宴≫を開催します!

「Artisan(アルチザン)」とはフランス語に語源をもち、手工芸で製品を作る職人のことを意味します。往年は、創造的な作品を生み出す「芸術家」と対比した言葉でした。しかし、芸術的な作品も、アルチザンの熟練の技なくして成り立たないと考えるようになると…

2023年12月Benoit 「歳暮(としのくれ)のご挨拶と新春のご案内です。」

春秋の あかぬわかれも ありしかど 年の暮れこそ なほまさりけり 藤原兼実 春は春で、秋は秋で、なにやら満ち足りない気持ちで別れを惜しんだものですが、年の暮れこそが、どの季節が過ぎ去るときよりも、「飽かぬ別れ」をこれほどまでに感じ入ることはない…

2022年12月Benoit 「歳暮のご挨拶」と「新年のご案内」です。

なにとなく 年の暮るるは 惜しけれど 花のゆかりに 春を待つかな 源有仁(ありひと) 何か特別なことがあるわけでもないけれど、歳暮(としのくれ)ばかりは、他の月とは全く違うほどに重みがあり、惜しむ思いが募るものです。12月31日と1月1日とは、月末から月…

Benoitシャンパーニュパーティ「DEUTZ(ドゥーツ)」のご案内です。

猛烈な勢いを保ったまま台風19号が、静岡県から上陸し、暴風雨をまき散らしながら岩手県沖へと抜けていきました。前回の台風15号の教訓もあり、用心に用心を重ねたことと思います。しかし、自然の猛威にはなすすべもなく、ただただ何事もなく通り過ぎること…

Benoit特選情報「10月ダイジェスト版」のご案内です。

花すすき まねく袂(たもと)は あまたあれど 秋はとまらぬ ものにぞありける 藤原元真(もとざね) 其処此処で我々に秋の到来を教えてくれる「ススキ」。月とは群を抜いた相性も見せており、過日の仲秋の名月では皆様のご家庭でも活躍したのではないでしょうか…

Benoit特選情報「9月ダイジェスト版」のご案内です。

残暑お見舞い申し上げます。 過日「立秋」を迎え、日ましに秋めく今日この頃。日中の気温こそ、まだまだ残暑を感じますが、朝晩の心地良い涼やかなる風が吹き抜けます。「涼風(すずかぜ/りょうふう)」とは、秋の季語。さらに空を見上げると、もくもくとした…

Benoitシャンパーニュパーティ「THIÉNOT(ティエノ)」のご案内です。

世界一の収量を誇る果物は、「ブドウ」です。もちろん、生食と加工用を含めてです。世界規模で栽培されているだけに、その歴史は深く、紀元前3000年前には、黒海・カスピ海沿岸ではすでに栽培化が成されていたといいます。文明の伝播が、そのままブドウ栽培…

ワインパーティー≪BRANE-CANTENAC≫のご案内です。

日本の四季折々の節目に執り行われる「宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」と呼ばれる行事の数々。天照大御神の子孫である天皇陛下が、皇居内の神道を祀る宮中三殿にて、三国家と国民の安寧と繁栄を祈ること目的とした祭祀であるといいます。古代日本では、四季…