kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

Benoit特選情報「3月のダイジェスト版」のご案内です。

衣更着(きさらぎ)の 冴えつる風の よのまにも また薄こほる 池のおもかな 藤原家隆 懐かしき中学生の時に、旧暦2月は「如月(きさらぎ)」と学びました。しかし、同じ読みのまま別の漢字表記もあるようです。その一つが今回ご紹介した歌にある「衣更着」。よう…

下関物語「唐戸市場」への想いを込めて

めづらしや 垣ねにうゑし すはえぎの 立ち枝に咲ける 梅の初花 源仲正(なかまさ)詠 梅の樹は、主幹となる、太い本体となる幹から梢(こずえ)と呼ばれる細い枝を垂直に天を目指すかのように多く伸ばします。それも思いのほか多く。そのため、剪定をしなければ…

Benoit特選情報「2月ダイジェスト版」のご案内です。

「木」へんに「冬」を添えると、「柊(ひいらぎ)」。一年中、緑濃く美しい葉が生い茂る常緑小高樹。ギザギザの葉と、その先端にあるちくりとするほどの棘の様な歯牙が、あまりにも特徴的でしょうか。そのため、防犯目的で垣根に植栽している方も多いと聞きま…

「山口県下関より≪福≫来たる」これ食せずして2019年は始まりません!

まだ夜が明けぬ中、本州最西端の地に人が集まり出す。日中の陽射しによって温められた地表が気温を上げるも、陽のかげりとともに下降の一途をたどり、闇が深くなる頃には身震いするほどの寒さに包まれる。夜が明ける直前が一番冷え込むことになるが、この地…

2019年1月 特選情報≪ダイジェスト版≫のご案内

新年を迎えることを「新春」「初春」や「迎春」と表現します。暦の上では、旧年に冬至を迎え、年を越す。2019年1月6日が「小寒」で、「寒の入り」。1月20日に「大寒」を迎え、この終わりが2月3日。この日は、季節を分ける日なので「節分」と呼ばれ、次の日か…

三味線プレイヤー「史佳 FUMIYOSHI」さんのプロフィール

三味線プレイヤー 「史佳 Fumiyoshi」 津軽三味線を瞬間芸術という領域に昇華させる独自の世界観を持つ、初代高橋竹山流津軽三味線正統継承者。ふるさと新潟に拠点を置き、三味線プレイヤーとして国内外で演奏活動・講演活動を行っています。音の響きを大切…

2019年干支のお話です。

2019年は、亥(いのしし)年です。お釈迦様への新年の挨拶に赴いた動物たちの順番が十二支となった、とはある一説のお話。己をよく知る牛は足が遅いことを理解しているために前日早いうちから出発し、一番先に門先に到着するも、その背に乗っていた賢いネズミ…

寒中お見舞い申し上げます。

寒中見舞い申し上げます。 初春のご挨拶が遅くなり申し訳ありません。旧年中は並々ならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。本年は皆様のご期待にお応えできるよう、さらに口上を磨き、「観梅の心、観桜の目」を座右の銘とし日々研鑽に励みます。20…

年末を迎えて

師走も終わりを迎えようとしております。地球が太陽の周りを1周する、その区切りとして定められた1年の終わりの日が、12月31日。陽が西の稜線に姿を消し、静まり返る闇夜に迎える1月1日午前零時に新年を迎えるも、やはり、陽が顔をのぞかせた時に「新年を迎…

年末のご挨拶「誠にありがとうございます」

春秋の あかぬわかれも ありしかど 年の暮れこそ なほまさりけり 藤原兼実(かねざね)詠 春ごと秋ごとに、過ぎ去る季節に名残惜しさが尽きず、満ち足りないものを感じていました。年の暮れとなり、季節というよりも1年間を振り返っての別れは、比べることがで…

長野県茅野 青木さんの「日本ミツバチの蜂蜜」

天下泰平が300年も続くことは、世界史をみても稀有なこと。その恩恵を謳歌するかのように、文化芸能の隆盛をなしえた江戸時代。豪族が点在する、特に際立った特徴のない荒野、関東八州を徳川家康が所領としてあてがわれたところから、江戸の文化が始まりまし…

柞(ははそ)の秀歌が教えてくれたこと

「柞」 普段の生活の中で、この漢字を目にする機会は皆無なのではないでしょうか。「ははそ」と読み、クヌギやコナラなどの樹々をひっくるめて、古人は「柞」と呼んでいたようです。これについては「12月の特選食材~ダイジェスト版~」にて、少し語らせてい…

12月の特選情報≪ダイジェスト版≫です。

かつては、其処彼処で目にすることができた雑木林。整備された庭園とは違い、落葉広葉樹で構成された人が作り上げた林です。樹は薪(まき)や炭としての原材料となり、落ち葉は農産物の肥料として堆肥へと活用されるばかりか、降り積もることで、豊かな土壌を…

北海道根釧台地のフレッシュチーズ「Brise de mer Faisselle」

冬は時雨(しぐれ)から始まる 暦の上では、11月7日の「立冬」が冬の始まりです。冬の到来を実感するのは、北風激しい「木枯らし」が吹き荒れた時。しかし、冒頭の文章が、なぜか人々の心に響くものです。「雨」は、時に猛威を振るうために我々に畏怖を抱かせ…

ミュージックディナー「フレンチでタンゴ」のご案内です。

道の辺(へ)の 尾花が下の思い草 今さらさらに 何か思はむ 「万葉集」作者不明 道のほとりに、ススキ(尾花)の下で「思ひ草」がひっそり咲いています。今さら何を迷うことがありましょうか。私はあなたの愛を信じております。自分の勝手な解釈ではありますが、…

「立冬」を迎えて

暦の上では、11月7日に「立冬」を迎え、冬が始まりました。綿々と繰り返される自然のサイクルは、その年ごとに何かしらの変化をもたらすことになり、我々はその機微に一喜一憂するようです。四季折々の機微なる移ろいは、自然が草木と相談して決めていること…

岐阜県「恵那川上屋さんの和栗」のデザート

歳時記の中で、「花」といえば春を、「月」といえば秋を指し示します。和歌の中で、平安時代を境に「花」は梅から桜に変わりましたが、どちらにせよ季節は春です。ところが、「花園」となると季節は「秋」です。秋の七草を筆頭に、低木を含め草花が地表を彩…

福岡県 井上果樹園の「こいひめ柿」

さやけさを 今宵と人の いひおきし むかしもかくや 月はすみけん 藤原長方(ながかた) 過ぎし10月21日は雲一つない夜空となり、見事なまでの「十三夜」を迎えました。十五夜の満月には2日足りない月の姿は、向かって左手が少し欠けています。完全無欠ではなく…

最高のワイン

夏前に、1本のワインをいただきました。あるご家族からの、いやご子息からの贈り物です。なんというか彼から控え目に手渡されたワインが、どれほど嬉しく、自分への励みとなったことか。 彼のご家族にお会いしたのは、7年ほど前でしょうか、場所はもちろんBe…

「稽古」と「ワイン造り」?

「稽古(けいこ)」 お客様のご厚意により、茶の湯「表千家」のニュースレターを拝読しております。もちろん「茶の湯」を志しているのではないのですが、日本を知る上でも必要不可欠なものだと考えてのことです。難しいことも多い中で、ハッと気づかされるこ…

長野県 エンジェルさんの「真っ赤なルバーブ」

秋も早たけなわ。照り付ける陽射しはすっかりと影を潜め、日中こそ暑ささえ感じますが、日没とともに気温は下がり、夜半ともなれば肌寒いほどです。出かける際に、羽織るものが必要かどうか悩むのも、また秋深くなった証でしょうか。明け方がさらに冷え込み…

2018年の「干支」の話です。

今年もはや10月の半ばを迎えようとしています。日々楽しく2018年を過ごされているかと思いまが、何かやり残したことはありませんか?志をもって取り組んでいることはございませんか?何か壁にぶつかって思案に更けていませんか?そう、2018年はなんとしても…

ワインパーティー≪BRANE-CANTENAC≫のご案内です。

日本の四季折々の節目に執り行われる「宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」と呼ばれる行事の数々。天照大御神の子孫である天皇陛下が、皇居内の神道を祀る宮中三殿にて、三国家と国民の安寧と繁栄を祈ること目的とした祭祀であるといいます。古代日本では、四季…

「妖怪眼鏡おやじ」誕生秘話

Benoit「妖怪眼鏡おやじ」とは、知る人ぞ知る自分のニックネームです。子供の頃に…ではなく、2009年Benoitでのお話です。 Benoitシェフが自らの思いのたけをこれでもかと詰めこんだ料理。最高の味わいのマリアージュを最高の品質で皆様のテーブルへ届ける、…

ブログを始めてみました。

今更ではありますが、ブログを始めてみました。 皆様にお送りしている「Benoi特選情報」が、回を追うごとに想いが強くなり、「長文レポート」と呼ばれるようになりました。なかな短くまとめることができず、ゆうに5000文字を越えるメールは、部文字化けの支…