kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

2022年1月Benoit 特選シャンパーニュ≪A.R.LENOBLE≫で口福なひとときを!

 長い歴史の中で、シャンパーニュ・メゾンは買収と合併を繰り返してきました。そのため、今では多くのメゾンに出資者でもあるオーナー企業が名を連ねます。このような状況下にあり、ただひたすらに家族経営を続け、一切出資を受け付けず、自分達のスタイルを貫いている珍しいメゾンがあります。

A.R.LENOBLE (A.R.ルノーブル)

f:id:kitahira:20211230112928j:plain

 「第一次世界大戦の直後、1920 年から 1度も他資本が入った事がない。だから自分達独自の考え方で全てを決められる」と彼らはいう。現当主は3代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。今もなお、家族経営ならではの独自の考えを貫いています。

 シャンパーニュの個性は「豊かさ」と「上品さ」のバランスだとアントワンヌは考える。「高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境と忍耐力が必要。その全てが揃うことは非常に稀。 私達は全てを持っている。」と言い切る。彼のシャンパーニュ造りに対し、「シャンパー ニュである前にワイン」であることを重視する。この言葉を裏付けるように、シャンパーニュの規定では最低熟成期間は15ヶ月。しかし、「A.R.ルノーブル」は最低36ヶ月も熟成させる。そして、泡が溶け込み開き始めたのを見極め、満を持して出荷されるのです。

f:id:kitahira:20211230112925j:plain

 ラベルに書いてある「Mag17」の「Mag」とはマグナムボトル(1.5L)でリザーヴワインを保存するということを意味します。「A.R.ルノーブル」では、木樽+ステンレスタンク+マグナムボトルでリザーヴワインを管理。マグナムボトルでリザーヴワインを保存することにより、フレッシュ感、若々しさがあり、それでいて複雑味を犠牲にしない。ただし、一本ずつボトルを開栓する作業を繰り返すとても大変な作業であるため、現在はボランジェ社とルノーブルの2社のみが実践する希少な製法。

 

Champagne A.R.LENOBLE intense Mag17  6,800(税込・サービス料別)

f:id:kitahira:20211230112931j:plain

 リンゴや梨、黄色い果実の香りなどが感じられ、凛としたミネラルがあるシャンパーニュ。なによりも、このボトルには彼らの想いが詰まっています。持ちうる五感をフルに使い、どれほどのものかをご堪能いただきたいと思います。2022年は、Benoitの料理と、シャンパーニュ「A.R.ルノーブル」とのマリアージュをお楽しみください。

 期間は、2022131()まで。本数に限りがあるため、予約はお早めにご検討ください。ご予約はもちろん、何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。に自分へメール(kitahira@benoit.co.jp)をお送りください。もちろん電話(03-6419-4181)でもご予約は快く承ります。

※すでに特別価格でのご案内のため、Benoitのワイン割引はご利用いただけません。他のネットプランや割引の併用もできません。しかし、別でご案内しました「新春特別プラン」はご利用いただけます。プランの詳細は以下より別ブログを参照ください。

kitahira.hatenablog.com

 

最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

f:id:kitahira:20220116164430j:plain

一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

www.benoit-tokyo.com