kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

2022年1月 Benoit≪新春特別プラン≫と≪特選ワイン≫のご案内です。

寒中お見舞い申し上げます。

 

 旧年中は並々ならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。新年を迎え、皆様より賜りましたご温情は徒(あだ)や疎(おろそ)かにせず、倦(う)まず弛(たゆ)まず研鑽の日々に努めます。「観梅の心、観桜の目」を忘れることなく、少しでも皆様のご期待にお応えできるよう、万全の準備をもってお迎えいたします。何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。皆様が、そして皆様のご家族ご友人の方々が、幸多き年となりますよう、青山の地よりお祈り申し上げます。

 

 降り注ぐ太陽の陽射しが万物を育て上げ、四季折々の風はその土地土地に味わいをもたせる。その風のもたらした美味しさこそ「風味」であり、我々はここに「口福な食時」を見出します。そして、旬を迎える食材は、人が必要としている栄養に満ちています。そして、人の体は食べたものでできています。「美しい(令)」季節に冬食材が「和」する逸品に出会い、食することで無事息災に日々を過ごしていただきたい。この想いを込め、Benoitのご案内をお送りさせていただきます。

 

2022年の干支「壬寅(みずのえとら)」のお話です。

 漢字とは、一文字が実質的な意味を持つ表意文字です。古代中国の賢人は、毎年の世相を分析し、時代時代を表現する漢字一文字をあて、後世に伝えようとしました。この漢字の組み合わせは「干支」と名付けました。今年は「壬寅(みずのえとら)」です。賢人は、漢字に何を託し、我々に伝えようとしたのでしょうか?

 語源辞典片手に、古人の想いを読み解こうと…毎年恒例となっている干支の話も、12年目となりました。お時間のある時にブログをご訪問いただけると幸いです。※自分は占い師ではありません。

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新春特別プランのご案内です。

 

 草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitに少しだけ顔を向けてくれた食材で、「口福な食時」のひとときをお過ごしいただきたく、「新春特別プラン」と銘打って、皆様にご紹介させていただきます。

 

新春特別プラン

期間:土日を含めた2022131()まで

ランチ: 前菜x2+メインディッシュ+デザート

6,000円→5,000円(税込/サービス料別)

ディナー: 前菜x2+メインディッシュ+デザート

8,600円→6,800円(税込/サービス料別)

 

 ご予約はもちろん、何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなく自分へメール(kitahira@benoit.co.jp)をお送りください。お急ぎの場合には、Benoitメール(benoit-tokyo@benoit.co.jp)より、もちろん電話(03-6419-4181)でもご予約は快く承ります。

 

20221月は、この特選シャンパーニュで口福なひとときを!≫

 「高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境 と忍耐力が必要。その全てが揃うことは非常に稀。私達は全てを持っている。」と言い切るのは、家族経営を貫き通している「A.R.LENOBLE」というシャンパーニュ・メゾンです。現当主は3代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。彼らの求めるシャンパーニュの個性は、「豊かさ」と「上品さ」なり。

Champagne A.R.LENOBLE intense Mag17  6,800(税込・サービス料別)

詳細は以下よりブログを参照ください。

kitahira.hatenablog.com

 

Benoitの秘蔵ワイン「Dom.SAINT-PRÉFERT」のご案内です。≫

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「将来的に伝説になる」

 こう称賛されているワイナリーが南ローヌに居を構える「Domaine SAINT-PRÉFER(ドメーヌ サン・プレフェール)」です。将来的に…そう、まだここの歴史は深くない。このワイナリーは、創業者が今なお現役。彼女の名は、Isabel FERRANDO(イザベル・フェランド)さん。

 実は、イザベルさんが初来日をした際に、ワインディナーを行ったのがBenoit東京でした。語られた一言一言に重みがあり、彼女の人柄やワインへの想いに大いに感銘を受けたものです。これは自分だけではありません。そのワインディナーを導き実現させたBenoit東京のシェフソムリエ永田にあっては一入(ひとしお)のこと。ひっそりと惚れ込んだワインをセラーの奥底に隠し持っていたのです。

 今回は、その秘蔵ワインを皆様にご案内させていただきます。ブルゴーニュボルドーだけではない、ローヌ地方の最高峰のワインをお楽しみください。

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≪赤ワイン≫

2016  Châteauneuf du Pape Collection Charles Giraud     19,800(税込・サービス料別)

≪希少な白ワイン≫

20142015 Châteauneuf du Pape Blanc Vieilles Clairettes     55,000(税込・サービス料別) 1.5ℓのマグナムボトル

2018 Châteauneuf du Pape Blanc     12,000(税込・サービス料別)

 

 フランス料理文化の中では、料理とワインとの相性が良いことをマリアージュと表現し、重要視しています。この密接な関係性は、活力の源である料理が「陽」であれば、引き立てるワインは「陰」であるのかもしれません。そこで、月食の話を交えながら、世界中のワインラバーにとって、垂涎(すいぜん)の的ともいうべきワインです。永田のコメントとともに、ブログにてご紹介させていただきます。

kitahira.hatenablog.com

 

Benoitで共に働いてくれる仲間を探しています。

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 Benoitは、ウイルス対策を継続しつつですが、賑やかなビストロらしい活気を取り戻すべく、スタッフの増員をすることにいたしました。皆様のお知り合いの中で、飲食の仕事にご興味のある方がいらっしゃったら、ご紹介いただけないでしょうか。ごの場でお願いすることではないことは重々承知しております。ご理解いただきますこと、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

北平のBenoit不在の日

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 私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない1月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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 上記日程以外は、Benoitを優雅に駆け回る所存です。自分への返信でのご予約はもちろん、BenoitのHPや、他ネットでのご予約の際に、コメントの箇所に「北平」と記載いただけましたら、自慢の料理の数々を語りに伺わせていただきます。自分が不在の日でも、お楽しみいただけるよう万全の準備をさせていただきます。何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。

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 最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

www.benoit-tokyo.com