「手遊(てすさ)み」に清水を両手で「掬(むず)び」ながら、夏の夜の月を待つ。「言の葉遊み(ことのはすさみ)」でハイレベルな恋文を詠い、愛しき人と恋「結ばれる」ことを願いながら、月下にて待つ。ドラマのワンシーンのような光景を想い描いてしまいます。…
夏の夜の 月まつほどの 手すさみに 岩もる清水 いくむすびしつ 藤原基俊(もととし) 枕草子の著者である清少納言は、なにかと優劣をつけることを好んだのでしょう。「春はあけぼの」に「秋は夕暮れ」…では夏は?彼女は「夏は夜」であり「月のころはさらなり」…
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