kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

2022年1月 Benoit≪新春特別プラン≫と≪特選ワイン≫のご案内です。

寒中お見舞い申し上げます。

 

 旧年中は並々ならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。新年を迎え、皆様より賜りましたご温情は徒(あだ)や疎(おろそ)かにせず、倦(う)まず弛(たゆ)まず研鑽の日々に努めます。「観梅の心、観桜の目」を忘れることなく、少しでも皆様のご期待にお応えできるよう、万全の準備をもってお迎えいたします。何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。皆様が、そして皆様のご家族ご友人の方々が、幸多き年となりますよう、青山の地よりお祈り申し上げます。

 

 降り注ぐ太陽の陽射しが万物を育て上げ、四季折々の風はその土地土地に味わいをもたせる。その風のもたらした美味しさこそ「風味」であり、我々はここに「口福な食時」を見出します。そして、旬を迎える食材は、人が必要としている栄養に満ちています。そして、人の体は食べたものでできています。「美しい(令)」季節に冬食材が「和」する逸品に出会い、食することで無事息災に日々を過ごしていただきたい。この想いを込め、Benoitのご案内をお送りさせていただきます。

 

2022年の干支「壬寅(みずのえとら)」のお話です。

 漢字とは、一文字が実質的な意味を持つ表意文字です。古代中国の賢人は、毎年の世相を分析し、時代時代を表現する漢字一文字をあて、後世に伝えようとしました。この漢字の組み合わせは「干支」と名付けました。今年は「壬寅(みずのえとら)」です。賢人は、漢字に何を託し、我々に伝えようとしたのでしょうか?

 語源辞典片手に、古人の想いを読み解こうと…毎年恒例となっている干支の話も、12年目となりました。お時間のある時にブログをご訪問いただけると幸いです。※自分は占い師ではありません。

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新春特別プランのご案内です。

 

 草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitに少しだけ顔を向けてくれた食材で、「口福な食時」のひとときをお過ごしいただきたく、「新春特別プラン」と銘打って、皆様にご紹介させていただきます。

 

新春特別プラン

期間:土日を含めた2022131()まで

ランチ: 前菜x2+メインディッシュ+デザート

6,000円→5,000円(税込/サービス料別)

ディナー: 前菜x2+メインディッシュ+デザート

8,600円→6,800円(税込/サービス料別)

 

 ご予約はもちろん、何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなく自分へメール(kitahira@benoit.co.jp)をお送りください。お急ぎの場合には、Benoitメール(benoit-tokyo@benoit.co.jp)より、もちろん電話(03-6419-4181)でもご予約は快く承ります。

 

20221月は、この特選シャンパーニュで口福なひとときを!≫

 「高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境 と忍耐力が必要。その全てが揃うことは非常に稀。私達は全てを持っている。」と言い切るのは、家族経営を貫き通している「A.R.LENOBLE」というシャンパーニュ・メゾンです。現当主は3代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。彼らの求めるシャンパーニュの個性は、「豊かさ」と「上品さ」なり。

Champagne A.R.LENOBLE intense Mag17  6,800(税込・サービス料別)

詳細は以下よりブログを参照ください。

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Benoitの秘蔵ワイン「Dom.SAINT-PRÉFERT」のご案内です。≫

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「将来的に伝説になる」

 こう称賛されているワイナリーが南ローヌに居を構える「Domaine SAINT-PRÉFER(ドメーヌ サン・プレフェール)」です。将来的に…そう、まだここの歴史は深くない。このワイナリーは、創業者が今なお現役。彼女の名は、Isabel FERRANDO(イザベル・フェランド)さん。

 実は、イザベルさんが初来日をした際に、ワインディナーを行ったのがBenoit東京でした。語られた一言一言に重みがあり、彼女の人柄やワインへの想いに大いに感銘を受けたものです。これは自分だけではありません。そのワインディナーを導き実現させたBenoit東京のシェフソムリエ永田にあっては一入(ひとしお)のこと。ひっそりと惚れ込んだワインをセラーの奥底に隠し持っていたのです。

 今回は、その秘蔵ワインを皆様にご案内させていただきます。ブルゴーニュボルドーだけではない、ローヌ地方の最高峰のワインをお楽しみください。

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≪赤ワイン≫

2016  Châteauneuf du Pape Collection Charles Giraud     19,800(税込・サービス料別)

≪希少な白ワイン≫

20142015 Châteauneuf du Pape Blanc Vieilles Clairettes     55,000(税込・サービス料別) 1.5ℓのマグナムボトル

2018 Châteauneuf du Pape Blanc     12,000(税込・サービス料別)

 

 フランス料理文化の中では、料理とワインとの相性が良いことをマリアージュと表現し、重要視しています。この密接な関係性は、活力の源である料理が「陽」であれば、引き立てるワインは「陰」であるのかもしれません。そこで、月食の話を交えながら、世界中のワインラバーにとって、垂涎(すいぜん)の的ともいうべきワインです。永田のコメントとともに、ブログにてご紹介させていただきます。

kitahira.hatenablog.com

 

Benoitで共に働いてくれる仲間を探しています。

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 Benoitは、ウイルス対策を継続しつつですが、賑やかなビストロらしい活気を取り戻すべく、スタッフの増員をすることにいたしました。皆様のお知り合いの中で、飲食の仕事にご興味のある方がいらっしゃったら、ご紹介いただけないでしょうか。ごの場でお願いすることではないことは重々承知しております。ご理解いただきますこと、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

北平のBenoit不在の日

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 私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない1月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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 上記日程以外は、Benoitを優雅に駆け回る所存です。自分への返信でのご予約はもちろん、BenoitのHPや、他ネットでのご予約の際に、コメントの箇所に「北平」と記載いただけましたら、自慢の料理の数々を語りに伺わせていただきます。自分が不在の日でも、お楽しみいただけるよう万全の準備をさせていただきます。何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。

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 最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

www.benoit-tokyo.com

 

2022年1月Benoit 特選シャンパーニュ≪A.R.LENOBLE≫で口福なひとときを!

 長い歴史の中で、シャンパーニュ・メゾンは買収と合併を繰り返してきました。そのため、今では多くのメゾンに出資者でもあるオーナー企業が名を連ねます。このような状況下にあり、ただひたすらに家族経営を続け、一切出資を受け付けず、自分達のスタイルを貫いている珍しいメゾンがあります。

A.R.LENOBLE (A.R.ルノーブル)

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 「第一次世界大戦の直後、1920 年から 1度も他資本が入った事がない。だから自分達独自の考え方で全てを決められる」と彼らはいう。現当主は3代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。今もなお、家族経営ならではの独自の考えを貫いています。

 シャンパーニュの個性は「豊かさ」と「上品さ」のバランスだとアントワンヌは考える。「高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境と忍耐力が必要。その全てが揃うことは非常に稀。 私達は全てを持っている。」と言い切る。彼のシャンパーニュ造りに対し、「シャンパー ニュである前にワイン」であることを重視する。この言葉を裏付けるように、シャンパーニュの規定では最低熟成期間は15ヶ月。しかし、「A.R.ルノーブル」は最低36ヶ月も熟成させる。そして、泡が溶け込み開き始めたのを見極め、満を持して出荷されるのです。

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 ラベルに書いてある「Mag17」の「Mag」とはマグナムボトル(1.5L)でリザーヴワインを保存するということを意味します。「A.R.ルノーブル」では、木樽+ステンレスタンク+マグナムボトルでリザーヴワインを管理。マグナムボトルでリザーヴワインを保存することにより、フレッシュ感、若々しさがあり、それでいて複雑味を犠牲にしない。ただし、一本ずつボトルを開栓する作業を繰り返すとても大変な作業であるため、現在はボランジェ社とルノーブルの2社のみが実践する希少な製法。

 

Champagne A.R.LENOBLE intense Mag17  6,800(税込・サービス料別)

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 リンゴや梨、黄色い果実の香りなどが感じられ、凛としたミネラルがあるシャンパーニュ。なによりも、このボトルには彼らの想いが詰まっています。持ちうる五感をフルに使い、どれほどのものかをご堪能いただきたいと思います。2022年は、Benoitの料理と、シャンパーニュ「A.R.ルノーブル」とのマリアージュをお楽しみください。

 期間は、2022131()まで。本数に限りがあるため、予約はお早めにご検討ください。ご予約はもちろん、何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。に自分へメール(kitahira@benoit.co.jp)をお送りください。もちろん電話(03-6419-4181)でもご予約は快く承ります。

※すでに特別価格でのご案内のため、Benoitのワイン割引はご利用いただけません。他のネットプランや割引の併用もできません。しかし、別でご案内しました「新春特別プラン」はご利用いただけます。プランの詳細は以下より別ブログを参照ください。

kitahira.hatenablog.com

 

最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

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一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

www.benoit-tokyo.com

2022年干支「壬寅(みずのえとら)」のお話です。

2022年の干支(えと)は、「壬寅(みずのえとら)」です。

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 むかしむかしのこと、お釈迦様が動物たちに「新年の挨拶に赴いた順番を十二支にしよう」と語ったのだといいます。そこで、動物たちは我さきにと、お釈迦様の下へと馳せ参じることになる。己をよく知る牛は足が遅いことを理解しているため、前日からすでに出発します。一番先に門口(かどぐち)に到着するも、その背に乗っていた賢いネズミがひょいと先に門をくぐる。順を追ってぞくぞくと主役が到着する中で、犬猿の仲といわれる両者の仲裁に入ったがためにニワトリは10番目。猫はなぜ登場しないのか?猫はお釈迦様への新年の挨拶の日を忘れ、ネズミに聞いたところ2日だと。翌日に事実を知った猫は怒り、これ以降ネズミを追いかけ続けるのだとか。

 干支の中にある「寅」という漢字に、トラという意味もあるため、其処彼処(そこかしこ)で目にするトラの姿。猛々(たけだけ)しい姿もあれば、愛嬌のある姿もある、さらにはトラ柄の商品までも。しかし、「とら」には「虎」という立派な象形文字が存在していることを考えると…前述の口伝は、干支を生み出した古代中国の賢人が周知してもらうため、身近な動物にあてはめた際に寅に虎の意をあてたのではないかと思う。そう言えば、辰(龍)という架空の生物も含まれていますが、当時は深くその存在が信じられていたことの証でしょう。

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 虎は山中の獣の王であり、中国では野生の虎に恐れおののくこともしばしば。賢人は干支に何を託し、我々に何を伝えようとしているのでしょうか?勇ましい年なのか?恐怖なのか?故事では「虎の威を借る狐」ですが、干支の世界では「虎の威を借る寅年」ということなのでしょうか。はたまた、単に「虎の意を借る寅年」なのでしょうか。

 

 世界の言語は、「絵画文字」、「表音文字」、「表意文字」などに大別されます。絵画文字は、古代文明に書き記された絵文字を代表とし、表音文字はアルファベット(音素文字)や日本の仮名(音節文字)などがあります。そして、表意文字は、一文字が単語を成し、実質的な意味を持つもの。それが「漢字」です。

 古代中国の賢人は、毎年の世相を分析し、時代時代を表現する漢字一文字をあて、後世に伝えようとしたのではないかと思うのです。そこで、十干(じっかん)と十二支の組み合わせた干支というものこしらえた。甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)…と続く「十干(じっかん)」と、馴染みの子(ね)・丑(うし)・寅(とら)…の十二支。

 この10と12という数字が、我々の生活の中でどれほど溶け込んでいることか。算数を学ぶ上で、数字の区切りとなるのが10。そして、半日は12時間、1年は12ヶ月。10と12の最小公倍数は「60」。還暦のお祝いとは、この漢字の通り「暦が還(かえ)る」人生60年目の節目を迎えたことを祝うもの。

 表意文字だからこそ、漢字は一文字一文字に意味があります。さらに、干支にあてがわれた漢字は、それぞれに樹の成長を模したものだといいます。賢人は、今年の世相をどのように分析し見定め、干支という形で我々に遺したのでしょうか。漢字を読み解くことで、我々がいかに無事息災に、はたまた多くの幸を見過ごさないために、この古(いにしえ)の賢人の想いを知ることができると思うのです。素人ながら、漢字語源辞典「漢辞海」を片手に書き綴ってみようかと思います。

 

 干支が十干と十二支の組み合わせであることは前述いたしました。2つの漢字一文字ごとに意味があり、2つの立ち位置の違う世相を組み合わせているのだと考えます。最初の漢字の世相は、人が抗しがたい「時世」の勢いであり、賢人は10年というサイクルを見出し、「十干」をあてがう。人生とは栄枯盛衰を繰り返すもの、これが「人世」である。賢人は、その人世を12年であるとし、十二支をあてる。干支とは、古代中国の賢人が「時世」と「人世」を読み解くことで導いた、その年ごとの世相のこととみる。

 時世を意味する十干を、樹の成長になぞらえて漢字をあてています。最初から6番目までは樹そのものの成長期間、残る4つは次の時世への引継ぎを準備する期間であるという。かたい殻に覆われた状態の「甲 (きのえ)」、芽が曲りながらも力強く伸びるさまが2番目の「乙(きのと)」。芽が地上に出て、葉が張り出て広がった姿が「丙(ひのえ)」。そして「丁(ひのと)」は、重力に逆らうかの如く、ぐんぐんと勢いよく天に向かい成長し、「戊(つちのえ)」で大いに茂る。成長最後は、勢いよくぼうぼうと生い茂った樹が、理路整然と体裁を整え、効率よく光合成をおこなうことで養分を蓄えてゆく「己(つちのと)」です。

 2020年の7番目「庚(かのえ)」から最後の「癸(みずのと)」の期間は、花を咲かせ種を生み出すにいたります。秋にたわわに実がついた様子を象るのだといいます。「庚」は「己」を継承し、人のへそに象るとも。「庚庚(こうこう)」とは、樹木がしっかりと実をつけたさまを意味するのだといいます。

 2021年は8番目の「辛(かのと)」。「辛い」としか思い浮かばないかもしれませんが、意外な意味が含まれてることを語源辞典は教えてくれます。「説文解字(せつもんかいじ)」によると、「会意文字」で秋の万物が成長して熟すとある。さらに、「釈名(しゃくみょう)」によると、「辛」は「新」であるという。「はじめは新たなものがみな収まってしまう」、そう書き記されている。

 今年2022年は9番目の「壬(みずのえ)」で、いよいよ佳境に入る。「説文解字」によると、「指事文字」であるという。巧みで美しいという象形文字「エ」という漢字の中央に「ー」が加わる。「巫」という漢字は、両袖を広げて美しく舞っている姿を象(かたど)るのという。すると、「壬」は両手を広げるというよりも、指事文字だけに両手で中央を指し示しているように見えなくもない。

 北の方角に位置している「壬」。北の陰の気が極まると陽の気が生ずる。易経(えききょう)では、陰の気そのものである「坤卦(こんか)」極まり、陰陽の竜が外で戦うと伝えている。戦うとはいささか物騒ではありますが、これは交接を意味しており、お腹に子を宿すこと。妊娠の「妊」の漢字に「壬」が見て取れる。「壬」の両手は、新たな時世を宿したお腹を指し示していることに、ついつい納得してしまいます。

 

 人世における栄枯盛衰に、賢人は12年を見い出し、樹の成長にならった漢字をあてがいました。2020年は人世一年目の「子(ね)」。子供のことでもあり、果実の実や植物の種をも意味します。「釈名」では、「子」は「孳(し・じ)」であると。陽気が萌えて下に孳生(じせい)する。「孳」とは、「増える/産み育てる」という意味があり、「子」は「蕃孳(はんし)=おおいに茂ったさま」の状態だといいます。

 昨年2021年の「丑(うし)」は「象形文字」であり、手をぎゅっと紐(むす)ぶす姿を象るといいます。さらに、「釈名(しゃくみょう)」によると、「丑」は「紐」である。寒気がみずから屈紐(くっちゅう=ちぢこまること)のである。「易経」では「艮卦(ごんか)」に相当するという。「艮」は「限」であり、この時節に物が生まれるということを聞かない。生誕を限止(=制限)するという。

 2022年は十二支の3番目「寅」は、「説文解字」によると「会意文字」という。陰暦の正月に陽気が動き始めて地下の黄泉の国から地上に出ようとするも、陰気が強く叶わない。ウ冠(=屋根)があって突き抜けられず、地下に退けられるさまを象る。さらに「釈名」によると、「寅」は「演」であるといい、「物を演(ひ)いて誕生させる」のだという。多少の違いこそあれ、何かが誕生したことに間違いはないようです。

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 「演」は、「劇や演技を行う」という、今でも馴染みの漢字です。しかし、部首に「さんずい」が入っていることから、元々の意味は、水に関わることを意味していたはずで、川の名称だったという説もあります。「長距離を流れる/遠くへ流れる」という原義から、「展開する/広がる」という意も含むことに。「水土通演」は、「すいどつうジうるおフ」と読むことからも、「湿る・潤う」という意味がある。脚本をもとに効果的に上演や撮影の工夫を加えることを「演出」といいますが、もともとは「変わって新たに生まれること」を意味する、そう語源辞典は教えてくれます。

 

 「易経」とは古代中国の賢人が生み出した占い法です。自分が占い師ではないため、詳細は専門家のHPを参照ください。易を構成する基本形を八卦(はっか)と呼び、その八卦を上下で組み合わせたものが「六十四卦(ろくじゅうしか)」であるとう。「壬」ででてきた「坤卦(こんか)」とは、この八卦のひとつ。これを図象化したものが下の画像です。

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 横3列で表現される卦にあり、全てが半ばに切れ間のある陰が並ぶ。「坤卦」の象意は「地」、母であり女性である。「坤元(こんげん)」とは万物を生む大地のことを、「坤徳(こんとく)」とは大地が万物を育てる力のこと。「母なる大地」とは、ここからきているのか?性質は「順(=すなお)」で消極的。体は「腹」を象徴する。六十四卦で、この卦が上下に並ぶ(坤下坤上)は、「坤為地(こんいち)」と呼ばれ、「従順さであらゆる事柄を受け入れることにより、大いに順調にゆくこと」を暗示しているという。

 昨年は「艮卦(ごんか)」でした。「艮」は「山」を象徴し、「限=制限する」であるといいます。天命である自らの道のりを、動かざること山の如し、俯瞰(ふかん)するように好機を見極め、動き止まる。その判断は、昨年に培われてきた良識を基準にせよと教えてくれました。この「艮卦」を図表化したものが下の画像です。下2列の陰の勢いを抑えるかのように、一番上に陽がくる。まるで、万物を山が受け止めているかのような姿です。

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 昨年にこの「艮卦」を考えた時、横棒1本は山であるならば、その下2列の半ばに切れ間のある2本が川に思えてなりませんでた。川は山間(やまあい)を流れ、谷を形作る。言い換えると、山が川の流れを抑え込むこことで、水の路を作っている。上下の2本が横棒であれば、真ん中の切れ間のある1本は上流域の川なのだろう。そう考えると、「艮卦」は山間から扇状地へと抜ける中流域に、そして「坤卦」は平野をゆったりと流れる下流域に思えなくもない。

 水の勢いは、人が抗することが難しいほどに力強い。日本の歴史は治水の歴史ではないかと思えるほど、現代に至っても水害がなくなることはありません。山間から湧き出でた「か細い」水の流れも、落合い落合い川へと姿を変えます。山が侵食されながらも水の勢いを制し、川の路を作り上げていく。平野に行き着いた川は、大いに大地を潤/演(うるお)し、種の芽吹きを促し、成長させてゆく。

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 「ゆく川の 流れは絶えずして しかも もとの水にあらず~」とは、あまりにも有名な「方丈記」の冒頭です。湖沼と違い、水の流れがあるから川である。とうとうと流れる川面(かわも)を見つめた時、変わらないような姿でありながら、今の水は先ほどの水とは違う。鴨長明は、川の流れをもって、目には見えない時世と人世の流れを説いているのではないか。すると、前述した「卦」が、なにやら意味深いものに思えてしまう。同じように新年を迎えるも、昨年とは違う時世・人世の流れに身を置いている。そう、川の流れを山が抑え込んでいた昨年とは違い、今年の「坤卦」は、川が大地を覆うかのように広がり、潤/演(うるお)しているかのように見えなくもない。

 

 2019年は、時世「己(紀)」が教えてくれるように、ひとつの区切りとして人倫の道を外さぬよう、なりふり構わず頑張ったことを省み、紀識(きしき=しるすこと)し紀念(きねん=こころにとどめて忘れないこと)することを促すのだと。忘れ去るのではなく、真摯に受け止め真実の核心となし、次へ引き継いでゆく。

 「庚」は「更」であることから、2020年は「更始(こうし)=古いものを捨て、初めからやり直すこと」の年でした。時世は成長から継承へと移る中で、先行きの見えない世相の一年でした。賢人は我々に人世は「子」であると教えてくれました。「子」は「孳」であり「坎(かん)」でもある。「孳孳(しし)」とは勤勉に努めることを意味します。「坎」の卦が上下に姿を見せる、六十四卦でいう「坎下坎上(かんげかんじょう)=坎為水」は、「重なる険難はあるが、真実をもって行動すればうまくいく。」ということを象っているといいます。

 2021年は「辛丑」。時世の「辛」には、「辛艱(しんかん)=苦しむ・難儀する」や「辛苦」「辛酸」など厳しい単語が多いもの。未曾有のコロナウイルス災禍は今なお猛威を振るっていることもあり、この漢字が心に突き刺さります。全ての希望に楔(くさび)を打ち込んでくる。しかし、「辛」は「新」でもある。何事も新しいことの門出には苦労や厳しさがつきものです。「新地(さらち)」となった時世には、新しいものが何でもいくらでも植えることができる。しかし、どのような種を植えるかの取捨選択は各々にまかせられている。

 そして今年2022年は「壬寅」。時世の「壬」は「妊」であり、人の妊娠の姿を象る。人世の「寅」は「演」であり、物を演(ひ)いて誕生させるという意味も含む。偶然なのか必然なのか、時世も人世も新しいものが誕生していることを暗示している。人智及ばぬものが時世であり、人がどこうできるようなものではありません。2020年の「辛」を受け注いだ「壬」、新しい時世が誕生してはいるものの、まだまだ赤子のような姿で、どのような性格を持ち合わせているのかは定かではありません。

 そして、時世と歩調を合わせるかのように、それぞれの人世も育まれているかのようです。ついに地に植えた「種」が動き出す。混沌とした世界の中で、もがき苦しみ行動してきたことが実を結び、種となす。陰の気が極まった姿が「壬」であるならば、八卦では陰気そのものである「坤卦」ということ。「坤卦」の象意が「地」であるのであれば、時世は我々に肥沃な地を用意してくれたことになる。そして、川がその大地を演(うるお)すことで、我々個々が育んだ種の芽が演出する(=新たに生まれる)。

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 古代中国で生まれた五行説では、時世の「壬」は「水」であり、人世の「寅」は「木」である。水は木を生み出すという…五行相生(ごぎょうそうじょう)という相性のいい関係。言葉遊びのように思える干支の話も、ここまでくると何やら意味深いものと思えてしまうもの。しかし、ただただ時世に流されただけの人世であれば芽を出さないのかもしれません。芽が出だとしても、どのような芽で、どのように成長し実を成すのかは、千差万別であり、その人の努力の賜物ということなのでしょうか。

 昨年の「艮卦」は、止まるべき時に止まり、行うべき時には行う。動くも止まるも、時(天命)を見失わなければ、その道の見通しは明るい、と伝えていた。では今年の「坤卦」は?従順さであらゆる事柄を受け入れることにより、大いに順調にゆく、そう教えてくれる。「寅」の漢字が、陰が極まり陽気が誕生するも、ウ冠(=屋根)の陰気が強く突き抜けることができないさまであれば、地が潤い、各々の種が芽吹き始めるも、時世に寄り添うように身をゆだねながら、機を待てといっているのかもしれません。

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 「ゆく川の 流れは絶えずして しかも もとの水にあらず~」、そう「時(とき)」は止まることなく流れ続けています。「待て」と言われても…すでに賽は投げられた…いや、種が蒔(ま)かれた。水の流れのように、一時に集中するのではなく絶え間なく努力を続けること、そして水でいう「水平」の如き確固たる準則を、いうなれば信念を持って、今年の時世を乗り切りなさいと教えてくれている気がします。新しい時世と人世がその姿を見せるのは、もう少し時が経たなければならないのかもしれません。

 1984年の「甲子(きのえね)」に幕開けした60年の世相のサイクル。「世」の字には30年という意味が込められていると聞きます。60年の中に30年の2つの世相。2014年「甲午(きのえうま)」からはすでに後半の世相が始まっています。世相における栄枯盛衰は世の常であり、これを乗り越えなくてはなりません。その先で、我々は宝の地図(人世のさらなる高み)を必ず見つけることができるはずです。

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 蛇足ながら、「寅」は「演」であると前述しました。そして、この「演」は「延」であると「釈名」は書き遺しています。この字は、「長くする」や「続く」に加え、「蔓延して広がる」という意味が込められています。皆様は、まっさきに「コロナウイルス」を思い浮かべたのではないでしょうか。

 1年ほど前に、医薬品製造に携わっていた方から、このようなことを教えてくれました。「ウイルスも馬鹿じゃないからね、毒性が強いと感染した人が亡くなってしまうことで自滅してしまう。そこで、追々は毒性を弱くして感染力を強くすることになる。」なるほど!昨今のコロナウイルスのオミクロン株が、すでにその兆候をみせているようでなりません。

 100年ほど前にパンデミックを起こしたスペイン風邪も、姿を変えながらインフルエンザウイルスとして、いまだ地球上に存在しているという。ウイルスを根絶することが難しいのであれば、上手く付き合ってゆくしかありません。そこで、「蔓延する」の主語をこう変えてみてはいかがでしょうか?「コロナウイルス」から「コロナウイルス対策」へと。病は気からとはよく言ったもので、心の持ちようひとつで、未来は変わってゆくかもしれません。さて、皆様はどう思われますか?

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 本文中に出てくる用語を少しだけご紹介させていただきます。

 たびたび出てくる「説文解字」と「釈名」という名前。本というよりも辞典と言い表した方が良いかもしれません。しかし、これらが編纂されたのは、古代中国でした。「説文解字」は紀元後100年頃、六書(りくしょ)の区分に基づき、「象形」「指事(指示ではないです)」「会意」「形声」に大別され、さらに偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)によって分類されています。

 「象形文字」は、実物を絵として描き、その形体に沿って曲げた文字。「指事文字」とは、絵としては描きにくい物事や状態を点や線の組み合わせで表した文字をいい、「上」や「下」が分かりやすいと思います。十干の「己」は指事文字です。そして、「会意文字」は、既成の象形文字指事文字を組み合わせたもの。例えば「休」は、「人」と「木」によって構成され、人が木に寄りかかって休むことから。干支の「壬」は指事文字、「寅」は会意文字です。

 「偏旁冠脚」は、漢字を構成するパーツのこと。そのパーツの主要な部分を「部首」と定め、現在日本の漢和辞典は「康熙字典」の214種類を基本にしています。しかし、偏旁冠脚では、漢数字、十干や干支もこのパーツに含まれ、その分類区分は、「一」から始まり「亥」で終わる、総数が540です。数あるパーツの中から、殿(しんがり)を担ったのが「亥」です。十二支の最後もまた「亥」です。この後、さらに時は流れ紀元後200年頃、音義説によった声訓で語源解釈を行い編纂されたものが、「釈名」です。

 万物を陰と陽にわける陰陽説と、自然と人事が「木・火・土・金・水」で成り立つとする五行説が合わさった考え方が、陰陽五行説です。兄(え)は陽で弟(と)は陰。陽と陰は、力の強弱ではなく、力の向く方向性の違いのこと。陽は外から内側へエネルギーを取り込むこと、陰は内側から外側へ発することだといいます。運の良い人とは、陽の人であり、外側から自分自身へ力を取り込んでいる人のこと。「運を呼び込め」とはよく耳にいたします。陰の人とは、運が悪いわけではなく、自分自身のみなぎるエネルギーを外に発している人のこと。一方が良くて、他方が悪いわけではなく、すべては陽と陰の組み合わせです。陰陽の太極図を思い浮かべていただきたいです。2つの魂のようなものが合わさって一つの円になる。一方が大きければ、他方は小さくなり、やはり円を形成するのです。森羅万象全てがこの道理に基づくといいます。

 

 最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

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 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

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2022年1月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

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 私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない1月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

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 上記日程以外は、Benoitを優雅に駆け回る所存です。自分への返信でのご予約はもちろん、BenoitのHPや、他ネットでのご予約の際に、コメントの箇所に「北平」と記載いただけましたら、自慢の料理の数々を語りに伺わせていただきます。自分が不在の日でも、お楽しみいただけるよう万全の準備をさせていただきます。何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。

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 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

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2021年Benoit 「年末のご挨拶」と「新春特別プランと特選シャンパーニュ」のご案内です。

 今年もまた、新型コロナウイルス災禍に翻弄され続けた一年であり、今なおこの災禍は収束の兆しがみえておりません。何が正しく、何が間違ってるのか手探りの中で、安心安全に過ごすことのみに費やした日々ではなかったでしょうか。皆様の、ご家族や仲間、すれ違う見知らぬ人々を想うからこその行動が、世界の国々とは違う、今の日本の現状を導いてきているのでしょう。皆様のご辛労は並々ならぬものだとお察しいたします。

 コロナ災禍の下、「営業してることへの罪悪感」すら感じることもありました。絶望の淵に立たされていた時、我々を励ましてくれたのが皆様からのお言葉でした。どれほど心に染み入り、励まされたことか。そして、この未曾有の災禍の中で、能天気とも思える自分からお送りしているBenoitのご案内を、拒否せず受け取っていただけること。さらに、時短営業や酒類提供中止などにより、食材や飲材の購入中止や変更を余儀なくされたにもかかわらず、生産者の方々からの温かいお言葉。目頭が熱くなる思いでおります。深く深く御礼申し上げます。

 新年を迎えるにあたり、皆様より賜りましたご温情は徒(あだ)や疎(おろそ)かにいたしません。そして、自分の本年の至らぬ行動を省み、倦(う)まず弛(たゆ)まず努力を続け、少しでも皆様のご期待のお応えできるよう最善を尽くすことをお約束いたします。皆様におかれましては、Benoitへの変わらぬご愛顧のほど、なにとぞよろしくお願いいたします。

 降り注ぐ太陽の陽射しが万物を育て上げ、四季折々の風はその土地土地に味わいをもたせる。その風のもたらした美味しさこそ「風味」であり、我々はここに「口福な食時」を見出します。そして、旬を迎える食材は、人が必要としている栄養に満ちています。そして、人の体は食べたものでできています。「美しい(令)」季節に冬食材が「和」する逸品に出会い、食することで無事息災に日々を過ごしていただきたい。この想いを込め、今後もBenoitのご案内をお送りさせていただきます。

 

Benoit年末年始のご案内です。≫

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 2021年のBenoitは、12月31日(金)まで駆け抜けようと思います。30日までは通常営業ですが、31日は20時ラストオーダーの22時クローズとさせていただきます。ランチの営業は変わりません。

 迎えし2022年は1月1日から4日までお休みをいただき、心機一転5日(水)より、万全の準備をもって皆様をお迎えいたします。何かご要望・疑問な点などございましたら、何気兼ねなく返信ください。

 

新春特別プランのご案内です。

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 草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitに少しだけ顔を向けてくれた食材で、「口福な食時」ひとときをお過ごしいただきたく、「新春特別プラン」と銘打って、皆様にご紹介させていただきます。

 

新春特別プラン

期間:土日を含めた2022131()まで

ランチ: 前菜x2+メインディッシュ+デザート

6,000円→5,000円(税込/サービス料別)

ディナー: 前菜x2+メインディッシュ+デザート

8,600円→6,800円(税込/サービス料別)

 

 期間は、メールを受け取っていただいた日より、2022131()まで。ご予約はもちろん、何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。に自分へメール(kitahira@benoit.co.jp)をお送りください。お急ぎの場合には、Benoitメール(benoit-tokyo@benoit.co.jp)より、もちろん電話(03-6419-4181)でもご予約は快く承ります。

 

特選シャンパーニュとともに、Benoitで口福なひとときを!

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 長い歴史の中で、シャンパーニュ・メゾンは買収と合併を繰り返してきました。そのため、今では多くのメゾンに出資者でもあるオーナー企業が名を連ねます。このような状況下にあり、ただひたすらに家族経営を続け、一切出資を受け付けず、自分達のスタイルを貫いている珍しいメゾンがあります。

A.R.LENOBLE (A.R.ルノーブル)

 「第一次世界大戦の直後、1920 年から 1度も資本が入った事がない。家族だけだから自分達独自 の考え方で全てを決められる」と、彼らはいう。

 現当主は 3 代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。今もなお、家族経営ならではの独自の考えを貫いています。シャンパーニュの個性は「豊かさ」と「上品さ」のバランスだとアントワンヌは考えています。「高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境 と忍耐力が必要。その全てが揃うことは非常に稀。 私達は全てを持っている。」と、言い切る。彼のシャンパーニュ造りに対し、「シャンパー ニュである前にワイン」であることを重視する。この言葉を裏付けるように、シャンパーニュの規定では最低熟成期間は 15 ヶ月。しかし、「A.R.ルノーブル」は最低 36 ヶ月も熟成させる。そして、泡が溶け込み開き始めたのを見極め、満を持して出荷される。

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 ラベルに書いてある「Mag17」の「Mag」とはマグナムボトル(1.5L)でリザーヴワインを保存するということを意味します。「A.R.ルノーブル」では、木樽+ステンレスタンク+マグナムボトルでリザーヴワインを管理。マグナムボトルでリザーヴワインを保存することにより、フレッシュ感、若々しさがあり、それでいて複雑味を犠牲にしない。ただし、一本ずつボトルを開栓する作業を繰り返すとても大変な作業であるため、現在はボランジェ社とルノーブルの2社のみが実践する希少な製法です。

 

Champagne A.R.LENOBLE intense Mag17  6,800(税込・サービス料別)

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 リンゴや梨、黄色い果実の香りなどが感じられ、凛としたミネラルがあるシャンパーニュ。なによりも、このボトルには彼らの想いが詰まっています。持ちうる五感をフルに使い、どれほどのものかをご堪能いただきたいと思います。2022年は、Benoitの料理と、シャンパーニュ「A.R.ルノーブル」とのマリアージュをお楽しみください。

 期間は、メールを受け取っていただいた日より、2022131()まで。本数に限りがあるため、予約はお早めにご検討ください。ご予約はもちろん、何かご要望・質問などございましたら、何気兼ねなくご連絡ください。に自分へメール(kitahira@benoit.co.jp)をお送りください。お急ぎの場合には、Benoitメール(benoit-tokyo@benoit.co.jp)より、もちろん電話(03-6419-4181)でもご予約は快く承ります。

※すでに特別価格でのご案内のため、Benoitのワイン割引はご利用いただけません。他のネットプランや割引の併用もできません。しかし、先にご案内しました「新春特別プラン」はご利用いただけます。

 

Benoitで共に働いてくれる仲間を探しています。

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 いまだ終わりを見せないコロナウイルスとの闘い。その災禍にありながらも、我々は日常を取り戻そうと日々模索しています。Benoitは、ウイルス対策を継続しつつですが、賑やかなビストロらしい活気を取り戻しつつあると感じています。そこで、皆様にご満足いただけるビストロとなるように、新しいサービスとキッチンの仲間を探しております。

 皆様のお知り合いの中で、飲食のサービスの仕事にご興味のある方がいらっしゃったら、ご紹介いただけると幸いです。ごの場でお願いすることではないことは重々承知しております。ご理解いただきますこと、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

 これからは徐々に陽脚が伸びてくるのですが、古来より「畳の目ほど」と表現するほど微々たるもの。「冬至、冬なか、冬はじめ」というだけあり、本格的な寒さはこれから。木々は余計な体力を使わないよう冬籠りの準備中、まさに「山眠る」光景です。

 古人は、冬に陽射しが降り注ぐ日を、恋しいからでしょう「愛日(あいじつ)」と呼んでいます。春秋左氏伝の「冬の日は愛すべし」からできた言葉のようです。冬は太陽が天高くまで昇らず、陽射しが低い角度で部屋の奥まで差し込むため、寒々しい中に暖かい「陽だまり」ができています。屋外でも、日当たりの良いところでは陽だまりが。

 まだまだ、今年にやり残したことがあるかと思いますが、ここはひとつ節目をつけ、「日向ぼっこ」で太陽の恩恵を十二分に享受いたしませんか。陽だまりでほっこりと温まるひとときは、何か心まで満たされる気になってしまいます。今年一年の自らを省みる時、暗闇よりも「陽だまり」のほうが、間違いなく明るい未来を見出すことができるはずです。さらに、愛日には「時を惜しむ」や「親に孝行する日々」という意味もあるようです。「陽だまり」が導く「家族の絆」が心の拠り所となり、この乱世の波を乗り切る活力となることと信じております。

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 樹々は葉を落とし、草は冬枯れし、閑散とした光景の公園と思うも、其処此処(そこここ)で常緑樹が緑濃い葉を茂らせている。花こそ少ないが、不思議と赤い樹の実が目につく。冬の公園はもの静かなものと思いながら…この時期は、我々が年越し準備に忙しいように、公園の中もなかなかに忙しいご様子。

 2021年の最後を飾る「季節のお話」は、多忙を極める年の瀬は、今も昔も自然界も変わらない…ということを書いてみました。お時間のある時に以下のURLよりブログをご訪問いただけると幸いです。

kitahira.hatenablog.com

 

 最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

 今年の辛丑が終わりを迎えようとしています。その「辛」の字の如く優しい年ではありませんでした。しかし、時世は我々に新地(さらち)を用意してくれていた気がいたします。思い思いの種を植えることで、そう遠くない日に、希望の芽が姿をみせることになるでしょう。

 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

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2021年12月 年の瀬に想うこと…

 澄んだ冬晴れの中、年の瀬の喧噪から逃れようと、近所の公園へと向かう。このメールを書くようになりはや10年、何か思い悩んだ時などは、カメラ片手に公園へ赴きます。何か目的がある時もある。しかし、大半はふらりと思いのままに。何度通っても、何かしらの発見があるもので、季節というものは待ってはくれず、また巡ってくるということを実感させられるものです。自分が見失っていたものを教えてくれる。

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 樹々は葉を落とし、草は冬枯れし、閑散とした光景の公園と思うも、其処此処(そこここ)で常緑樹が緑濃い葉を茂らせている。花こそ少ないが、不思議と赤い樹の実が目につく。冬の公園はもの静かなものと思いながら…この時期は、我々が年越し準備に忙しいように、公園の中もなかなかに忙しいご様子。

 喧騒とは程遠い、澄んだ声音が公園に響き渡る。寒々と冴えたような空気感が、この思いをさらに強くするようです。チチチチッチかな?多くの小鳥が囀(さえず)りながらたわわに実った木の実に群がっている。ツグミかな?ツグミであれば、冬に日本に渡来する渡り鳥。ハクチョウなどは雪国の大きな湖沼を棲みかにする。しかし、小鳥であるツグミは雪のない地を越冬の地に選び、旅疲れを癒すかのように木の実をたらふく喰らっている。

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 どうもこの時期は、自然界そのものが越冬するために忙しいようです。この小鳥の声音は、すでに冬眠中の生物にとって眠りを妨げる音なのでしょうか?はたまた、子守歌なのでしょうか?土中に佇(たたず)む彼らに聞いてみたいものです。

 

かち人の いそぐゆききの 日にそへて 春にちかづく 年の暮れかな  小倉実教(さねのり)

 

 「かち人」とは、勝者のことではなく、徒歩の人のこと。道々を急ぎ行き交う徒人(かちびと)を目にする日が経つにつれ、日一日と春は近づいてきている。まもなく年の暮れだな~。歳暮(としのくれ)を迎えるに、せわしなく行き交う徒人の光景を前に、実教は、一年という時があまりにも速く過ぎ去っていることを感じ入っていたのでしょうか。徒人だからこそ、日に日にというよりも一歩一歩と近づく春を待ち望んでいたのかもれません。

 12月のことを「師走(しわす)」と学校で教わりました。万葉の時代から、「十二月(しわす)」と読み、語源はいまだ定かではありません。諸説ある中で「四季が果(は)つる」から「しはつ」→「しわす」であると江戸時代の新井白石はいう。しかし、1000年以上も前から、12月に「師走」を使用していることは、世間一般に大いに受け入れられた証であり、馴染みの光景だったのでしょう。

 かつて陰暦12月には「正月事始め」を執り行っていました。これは正月の神様と歳神(としがみ)様を迎えるため準備のこと。屋内の煤(すす)や埃(ほこり)を落とす「すす払い」という大掃除。門松や松明(たいまつ)のために、その字の如く「松」を伐採に山に向かう「松迎え」。さらに、正月飾りのために美しい草木をも山に探し求めなければなりませんでした。この一切合切を取り仕切るのが「年男(としおとこ)」です。

 さらに、この時期は、家々に僧侶を招き仏名会(ぶつみょうえ)を執り行っていたといいます。これは、過去・現在・未来の三世諸仏の仏名を唱えていただくことで、一年間に積み重ねた罪を懺悔(ざんげ)し、清らかな身となり新年を迎えるため。そのため、名家や豪商が名を連ねる町では、お坊さんもさぞや忙しかったことでしょう。「僧を迎え迎えて仏名会(ぶつみょうえ)をおこない、東西に馳(は)せ走るゆえに、師馳せ月」である、平安時代末の歌学書である「奥義抄」にこう書き記してあります。

 小倉実教は、鎌倉時代後期から南北朝の時代にかけて活躍した公卿です。平安京左京で南北に走る道路のお屋敷があったのでしょう。富小路(とみのこうじ)という通称を持っています。往日、実教が門外で見た徒人とは、足早に道を行き交う人々だったのでしょう。仕事をしながら「正月事始め」の準備に勤しむ町人だったのか。京へ正月飾りや年越しの食材をたっぷりと積んだ荷車を引く行商人だったのか。仏名会へと向かうため、袈裟(けさ)をまとったお坊さんだったのか。

 歳暮(としのくれ)を迎えることで湧きおこる惜年の想い。この得も言われぬもの寂しさは、もの静かに映える庭木ではより深くなる。実教はこの寂しさを晴らそうと思ったのでしょうか、彼の視線は庭木ではなく動きのある徒人へと向かう。そして、待ち望む新年(春)を迎えるという心持ちが、徒人の動きになおいっそうの「せわしなさ」を与えたのかもしれません。

 「松迎え」も「仏名会」も、今では馴染みではありませんが、12月は多忙を極める時期であることは、今も昔も変わりがないようです。皆様、無理は禁物です。十分な休息と休養をお心がけください。皆様が健やかに、歳暮そして新春を迎えることができるよう、青山の地よりお祈り申し上げます。

 

 草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。

 そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitに少しだけ顔を向けてくれた食材で、「口福な食時」ひとときをお過ごしいただきたく、「新春特別プラン」と銘打って、皆様にご紹介させていただきます。さらに、2022年が素晴らしき年となるよう、特選シャンパーニュを特別価格でご案内させていただきます。

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 最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

 今年の辛丑が終わりを迎えようとしています。その「辛」の字の如く優しい年ではありませんでした。しかし、時世は我々に新地(さらち)を用意してくれていた気がいたします。思い思いの種を植えることで、そう遠くない日に、希望の芽が姿をみせることになるでしょう。

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 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

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2021年12月 Benoitからのご案内 ≪目次≫ 16日更新!

 降り注ぐ太陽の陽射しが万物を育て上げ、四季折々の風はその土地土地に味わいをもたせる。その風のもたらした美味しさこそ「風味」であり、我々はここに「口福な食時」を見出すのです。そして、旬を迎える食材は、人が必要としている栄養に満ちています。そして、人の体は食べたものでできています。「美しい(令)」季節に冬食材が「和」する逸品に出会い、食することで無事息災に年末を迎えていただきたい。この想いを込め、Benoitのご案内≪目次≫をご紹介させていただきます。

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≪表裏一体?太陽と月の関係に想うこと≫

 古代中国の賢人は、「宇宙の万物は全て陰と陽の2つのエネルギーで構成されている」と喝破しました。この陰陽説は、相反する2つの事象を分けるのですが、一方が「善」で他方が「悪」という考えではなく、お互いが相互関係にあり、欠かせないものであるということ。表(陽)なくして、裏(陰)はない。森羅万象全てを二分することには、いささか無理を感じますが、中には「なるほど」と感じ入ってしまうものもあります。

 過ぎし2021年11月19日に、日本では部分月食を望めたこともあり、太陽(陽)と月(陰)の関係を少しばかり、勝手気ままに紐解いてみようと思います。「仲秋の名月」や、「後の名月」も良いですが、冴え冴えした輝きをはなつ冬の月は、ついつい立ち止まって見入ってしまうほどに美しい…

kitahira.hatenablog.com

 

Benoitの秘蔵ワイン「Dom.SAINT-PRÉFERT」のご案内です。≫

 かつての禁酒の時期に、フランス料理にとってワインとは酔うためのものではなく、料理の美味しさを引き立てる役割があり、欠かすことのできないものであることを実感いたしました。フランス料理文化の中では、料理とワインとの相性が良いことをマリアージュと表現し、重要視しています。この密接な関係性は、表裏一体ともいえ、活力の源である料理が「陽」であれば、引き立てるワインは「陰」であるのかもしれません。こと、Benoitもまた例に漏れることはありません。

 そこで、「将来的に伝説になる」と称賛されているワイナリーが、「Domaine SAINT-PRÉFER(ドメーヌ サン・プレフェール)」のワインを、月食の話を交えながら、特別価格にてご紹介させていただきます。ワインラバーの垂涎(すいぜん)の的であるワインの数々をBenoitの料理とともにお楽しみください。

kitahira.hatenablog.com

 

≪「歳暮(としのくれ)特別プラン」のご案内です。≫

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 「美しい(令)」季節の冬食材が「和」する料理の数々。これを美味しく食べることで、人は笑顔になり、体の内側から湧き出でる力となる。そして、我々をウイルス災禍から守ってくれることでしょう。「口福な食時」のひとときこそ、我々の心身を活力ある本来の姿へと導いてくれるのです。

 そこで、日頃より並々ならぬご愛顧を賜っている上に、自分よりご案内している長文レポートに目を通していただけている皆様の労に報いるため、少し気が早いですが「歳暮(としのくれ)特別プラン」をご案内させていただきます。期間は、メールを受け取っていただいた日より、20211231()まで※12月23日(木)から26日(日)までの期間、ディナーはクリスマスメニューのみのご用意です。ご予約は、北平へのメール(kitahira@benoit.co.jp)をご利用ください。お急ぎの場合には、Benoitメールアドレス(benoit-tokyo@benoit.co.jp)より、もちろん電話でもご予約は快く承ります。

 

ランチ・プリ・フィックスメニュー

<前菜+メインディッシュ+デザート> 5,000円→4,400

<前菜x2+メインディッシュ+デザート※> 6,000円→5,400

<前菜+メインディッシュx2+デザート> 7,500円→6,600

 

ディナー・プリ・フィックスメニュー

<前菜+メインディッシュ+デザート> 7,500円→6,800

<前菜x2+メインディッシュ+デザート※> 8,600円→7,600

<前菜+メインディッシュx2+デザート> 10,000円→8,800

 

 表示価格は(税込/サービス料別)です。プリ・フィックスメニューの料理内容は、当日にメニューをご覧いただきながらお選びいただきます。ご希望人数が8名様以上の場合は、ご相談させてください。※のプランは、同価格にて「前菜+メインディッシュ+デザートx2」へ変更可能。夢のダブルデザートプランです!

 

Benoit何末年始のご案内です。≫

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 2021年のBenoitは、12月31日(金)まで駆け抜けようと思います。30日までは通常営業ですが、31日は20時ラストオーダーの22時クローズとさせていただきます。ランチの営業は変わりません。

 迎えし2022年は1月1日から4日までお休みをいただき、心機一転5日(水)より、万全の準備をもって皆様をお迎えいたします。何かご要望・疑問な点などございましたら、何気兼ねなく返信ください。

 

Benoitで共に働いてくれる仲間を探しています。

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 いまだ終わりを見せないコロナウイルスとの闘い。その災禍にありながらも、我々は日常を取り戻そうと日々模索しています。Benoitは、ウイルス対策を継続しつつですが、賑やかなビストロらしい活気を取り戻しつつあると感じています。そこで、皆様にご満足いただけるビストロとなるように、新しいサービスとキッチンの仲間を探しております。

 皆様のお知り合いの中で、飲食のサービスの仕事にご興味のある方がいらっしゃったら、ご紹介いただけると幸いです。この場でお願いすることではないことは重々承知しております。ご理解いただきますこと、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

コゲラが我々に音で告げるもの…≫

 今回の季節の話は、コゲラのご紹介です。この小鳥との出会いは、山奥ではなく都内の雑木林豊かな公園です。ウグイスやホトトギスは都内ではお目にかかれないばかりか、その声音すら耳にすることができなくなりました。しかし、季節を告げる小鳥は、何もこれらの2種だけではありません。では、このコゲラに問う。

「君はこの音で何を告げる?」

kitahira.hatenablog.com

 

2020年のクリスマスはBenoitメニューをご自宅で!≫

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 ご自宅で、ご家族や大切な方と素敵なクリスマスをお過ごしいただきたく、クリスマス限定テイクアウトメニューをご用意いたします。自慢の料理とデザートを全てセットにしたクリスマスを彩る華やかなメニューです。Benoit自慢の本格的なビストロ料理をお楽しみください。

 

提供期間 : 2021年12月23日(木)~26日(日)

価格:2名様セット 25,920円(税込) ※1名様や3名様のご用意も可能です。

申込方法 : 北平へ(kitahira@benoit.co.jp)の返信もしくは、電話(03-6419-4181)でご予約ください。

最終受付 : 2021年12月15日(水)

 

Menu

・フォアグラのコンフィ 柑橘のコンディマン

オマールエビ カブ 甲殻類ソース

・牛ホホ肉の赤ワイン煮込み “ドーブ” クリーミーなポレンタ

・ビュッシュ・ド・ノエル ブノワ風

・パン・ド・カンパーニュ

 

 メニューは上記の通りですが、字面からでは分からない料理ばかりです。そこで、詳細をブログに書いてみました。どれほどの特選料理であるのか。テイクアウトをご検討の方も、検討されていない方も、少しばかりお時間を割いていただき、ご訪問いただけると幸いです。

kitahira.hatenablog.com

 

Benoit何末年始のご案内です。≫

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 2021年のBenoitは、12月31日(金)まで駆け抜けようと思います。30日までは通常営業ですが、31日は20時ラストオーダーの22時クローズとさせていただきます。ランチの営業は変わりません。

 迎えし2022年は1月1日から4日までお休みをいただき、心機一転5日(水)より、万全の準備をもって皆様をお迎えいたします。何かご要望・疑問な点などございましたら、何気兼ねなく返信ください。

 

北平のBenoit不在の日

 私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない12月の日程を書き記させていただきます。

kitahira.hatenablog.com

 

 最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

 今年の辛丑が終わりを迎えようとしています。その「辛」の字の如く優しい年ではありませんでした。しかし、時世は我々に新地(さらち)を用意してくれていた気がいたします。思い思いの種を植えることで、そう遠くない日に、希望の芽が姿をみせることになるでしょう。

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 「一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。そう遠くない日に、マスク無しで笑いながらお会いできる日が訪れることを願っております。皆様のご健康とご多幸を、一刻も早い「新型コロナウイルス災禍」の収束ではなく終息を、青山の地より祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

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