kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

2024-01-01から1年間の記事一覧

2024年4月 季節のお話≪催花雨≫とBenoitからのご案内です。

「催花雨(さいかう)」 生きとし生けるものに必要不可欠なもののひとつが「水」で、これは雨によってもたらされます。時に猛威を振るい、甚大なる被害をもたらすも、豊富な雨無くして自然豊かな日本はありえないもの。まして、日本人は農耕民族だからこそ、雨…

2024年4月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない4月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 5日(…

2024年 テーブルマナーを知っていても、見初(みそ)むる心地のする講習会のご案内です!

徒然草で兼好法師は、「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」と綴っている。「花は満開のときだけを、月は雲がないときだけを見るものであろうか、いやそうではない。」と喝破しているのです。この背景には、往古より「月は雲なきをのみ見る」ことを…

きたる2024年4月6日(土)、Benoitにて≪アルチザンによるシャンパーニュの饗宴/競宴≫を開催します!

「Artisan(アルチザン)」とはフランス語に語源をもち、手工芸で製品を作る職人のことを意味します。往年は、創造的な作品を生み出す「芸術家」と対比した言葉でした。しかし、芸術的な作品も、アルチザンの熟練の技なくして成り立たないと考えるようになると…

2024年3月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない3月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 4日(…

2024年1月「寒中のご挨拶」と「Benoitからのご案内」です。

寒中お見舞い申し上げます。 波乱の幕開けとなりました。能登半島地震という天災に加え、羽田空港衝突事故という人災が起こりました。尊い命が失われたことに深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様が健康を損なわずに日々を過ごされることを、そして…

2024年2月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない2月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 4日(…

2024年1月2月 Benoit特選シャンパーニュ「2012 Drappier Grande Sendrée」のご紹介です!

シャンパーニュメゾンDRAPPIERは、シャンパーニュの南端、オーヴ県ウルヴィル村に居を構える。12世紀にシルタシアン派の僧侶によって築かれた地下セラーは現在も使われており、当時からこの地でワイン造りが行われていた事を示している(ドン・ペリニヨンよ…

2024年1月 Benoit特選食材「香川県まるまる農園大東さんのブロッコリー」のご紹介です!

「霜」というのは、美しい自然現象ですが、こと農産物の栽培者にとっては厄介な代物です。霜や凍ることで起きる被害を「凍霜害(とうそうがい)」といいます。通常、冬を生き抜く植物は、寒さに対する抵抗力をつけるために、植物は糖類やアミノ酸類などを合成…

2024年1月 「霜とは何か?どうしたら降(ふ)るのか?なぜ降るというのか?」

寒中お見舞い申し上げます。 新暦では12月から翌年2月までが冬という季節。しかし、今までは、北海道や東北地方での大雪のニュースを目にするものの、都内は温かい陽射しによって冬という実感がわかなかったものです。その関東地方も、「寒の入り」を迎える…

2024年 干支「甲辰(きのえたつ)」のお話です。~なぜ竜/龍なのでしょう?~

2024年の干支(えと)は、「甲辰(きのえたつ)」です。 世界の言語は、「絵画文字」、「表音文字」、「表意文字」などに大別されます。絵画文字は、古代文明に書き記された絵文字を代表とし、表音文字はアルファベット(音素文字)や日本の仮名(音節文字)などがあ…