kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

2022年1月 Benoit≪新春特別プラン≫と≪特選ワイン≫のご案内です。

寒中お見舞い申し上げます。 旧年中は並々ならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。新年を迎え、皆様より賜りましたご温情は徒(あだ)や疎(おろそ)かにせず、倦(う)まず弛(たゆ)まず研鑽の日々に努めます。「観梅の心、観桜の目」を忘れることなく、少…

2022年1月Benoit 特選シャンパーニュ≪A.R.LENOBLE≫で口福なひとときを!

長い歴史の中で、シャンパーニュ・メゾンは買収と合併を繰り返してきました。そのため、今では多くのメゾンに出資者でもあるオーナー企業が名を連ねます。このような状況下にあり、ただひたすらに家族経営を続け、一切出資を受け付けず、自分達のスタイルを…

2022年干支「壬寅(みずのえとら)」のお話です。

2022年の干支(えと)は、「壬寅(みずのえとら)」です。 むかしむかしのこと、お釈迦様が動物たちに「新年の挨拶に赴いた順番を十二支にしよう」と語ったのだといいます。そこで、動物たちは我さきにと、お釈迦様の下へと馳せ参じることになる。己をよく知る牛…

2022年1月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない1月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 15日(…

2021年Benoit 「年末のご挨拶」と「新春特別プランと特選シャンパーニュ」のご案内です。

今年もまた、新型コロナウイルス災禍に翻弄され続けた一年であり、今なおこの災禍は収束の兆しがみえておりません。何が正しく、何が間違ってるのか手探りの中で、安心安全に過ごすことのみに費やした日々ではなかったでしょうか。皆様の、ご家族や仲間、す…

2021年12月 年の瀬に想うこと…

澄んだ冬晴れの中、年の瀬の喧噪から逃れようと、近所の公園へと向かう。このメールを書くようになりはや10年、何か思い悩んだ時などは、カメラ片手に公園へ赴きます。何か目的がある時もある。しかし、大半はふらりと思いのままに。何度通っても、何かしら…

2021年12月 Benoitからのご案内 ≪目次≫ 16日更新!

降り注ぐ太陽の陽射しが万物を育て上げ、四季折々の風はその土地土地に味わいをもたせる。その風のもたらした美味しさこそ「風味」であり、我々はここに「口福な食時」を見出すのです。そして、旬を迎える食材は、人が必要としている栄養に満ちています。そ…

2021年12月 Benoit特選ワイン「Dom.Saint-Préfert」のご案内です。

過ぎし2021年11月19日、日本では部分月食を眺めることができました。月が地球の影に入ることで起きる現象です。平面図で、太陽・地球・月と直線に並ぶ時におきる現象なため、満月の日ごとに月食がおきるように思うもの。しかし、地球が太陽を中心として公転…

2021年12月 表裏一体?「太陽と月の関係」に想うこと

古代中国の賢人は、「宇宙の万物は全て陰と陽の2つのエネルギーで構成されている」と喝破しました。これが陰陽説です。全てを2つに分類することで、森羅万象を説明することにいささか無理を感じますが、時を経ることで多くの要素が加味されてゆき、陰陽五行…

2021年12月 Benoit「クリスマステイクアウト」のご案内です。

今から12年のさかのぼった2009年頃のこと。フランスで「Best of Chef」シリーズのレシピブックが刊行されました。10€という価格ながら、詳細な解説に幾枚もの写真が、素人の自分でも作れるのではないかという錯覚へと陥れる。1刊目は、BOCUSEさん。3刊目はRO…

2021年12月 コゲラが我々に音で告げるもの…

コツコツ… 子供たちの楽し気な声が響く公園の中で、片隅の木立に立っていると、熟練の大工さんが細い木槌で樹を連打してるかのような音が耳に入ってきました。この澄んだ音色は、金属と金属が当たる音ではありません。いったい何の音なのか、意識して耳をそ…

2021年12月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない12月の日程を書き記させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、ご容赦のほどなにとぞよろしくお願いいたします。 先月は、皆様にご案内を送ることを怠ってしまったがために、北平がBeno…

2021年11月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない11月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。また、新型コロナウイルス災禍如何によって変更の可能がございます。ご不便…

2021年10月11月 Benoit≪特選食材≫のご案内です。

ゆく川の 流れは絶えずして しかも もとの水にあらず ~方丈記~ 鴨長明 時の流れもまた絶えることはなく、毎年のように季節は巡ってくるものの、今年の秋は昨年の秋ではありません。そして、「旬」もまた過ぎ去るのみで、待ってくれるという「優しさ」を持…

2021年10月 季節から少し外れたお話「蓮に想う惜夏の念」

8月の終わりに書こうと思っていた話です。しかし、すでに蓮の花も咲き終わったこともあり、来年への持ち越しを検討していました。その折に、栃木にお住まいに木村様よりハスの画像が届いたのです。そこには、見事な種を成したハスの実の姿が写っていました。…

2021年10月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない10月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。また、新型コロナウイルス災禍如何によって変更の可能がございます。ご不便…

2021年9月Benoit 晩生のピーチ・メルバを楽しまずして9月は終われません!

絵にかきて おとるのみかは 言の葉も あはれおよばぬ やまとなでしこ 松永貞徳 絵で花の美しさを表現することに加え、言葉でもまったく実物には遠く及ばない…おっしゃる通りでございます。言葉巧みに料理以上に過剰表現をしてしまうと、それは詐欺師というこ…

2021年9月 Benoit「ピーチ・メルバ2021」の全貌を公開!

「昭和白桃」も「さくら白桃」も追熟させるため、仕込む時にBenoitのパティシエルームでは、面白い光景が広がります。作業台の上をまっさらにし、届いた桃の箱を全て並べるのです。何をするのか?同じ品種に同じ日に収穫した桃とはいえ、個体差があります。…

2021年9月 季節のお話 「言の葉はあはれおよばぬ撫子の花…」

平安時代の美的理念を表現する言葉に、「をかし」というものがあります。これは、風情がある、趣きがある、美しい、というような意味があり、皆様も学生時代に古文でまっさきに覚えたのではないでしょうか。清少納言は、随筆「枕草子」の中でこの「をかし」…

2021年9月Benoit 岐阜県の飛騨もも「亀山果樹園」のご紹介です。

秋ちかう 野はなりにけり 白露の おける若葉も 色かはりゆく 紀友則 秋を迎えようとする晩夏、早朝に涼しさが増すことで白露が落とすその若葉も色衰えてゆく。と、秋の野を美しく詠んだものかと思いきや、深い言葉遊びが隠されていました。すでにご存じの方…

2021年9月 Benoitお勧め料理「エイヒレのグルノーブル風」のご紹介です。

残暑お見舞い申し上げます。 まだまだ暑い日々が続きますが、朝晩は思いのほか風に涼しさを感じるものです。そういえば、この「涼しい」やら「涼風(りょうふう)」というのは、夏の季語になっています。そして初秋ともなると、「初涼(しょりょう)」や「新涼(…

2021年9月 Benoit「エイとグルノーブルとの出会い」を考えてみました。

Aile de RAIE à la grenobloise, épinards juste tombés フランス産エイヒレのムニエル グルノーブル風 ほうれん草 2021年8月9月と月をまたぎ、ランチ・ディナーともにプリ・フィックスメニューの「シェフのお勧め」の枠内に名を連ねるメインディッシュです…

2021年9月 「立秋」があるからこそ気になる一首…

8月7日に「立秋」を迎え、暦の上では秋が始まりました。まだまだ猛暑が続く中で、「秋」と言われても…と毎年のようにこの立秋だけは、何とも言えない違和感を覚えるものです。2007年に新たな気象用語がお目見えいたしました。最高気温が25℃以上は「夏日(なつ…

2021年9月 Benoit「コロナに負けるな!初秋特別プラン」のご案内です。

気がつけば、蝉の諸声(もろごえ)が止んでいる… 夏の盛りには、けたたましく鳴き声を上げていた、アブラゼミにミンミンゼミ。原宿駅から表参道へ向かうと、朝から青空に響かんばかりに諸声を上げていました。あまりにも暑い日中などは、この声に辟易(へきえき…

2021年9月 「北平がBenoitを不在にする日」のご報告です。

私事で恐縮なのですが、自分がBenoitを不在にしなくてはならない9月の日程を書き記させていただきます。滞りがちだったご案内を充実させるべく、執筆にも勤しませていただきます。また、緊急事態宣言如何によって、変更の可能がございます。ご不便をおかけい…

2021年8月 Benoit「六条大麦」を使ったお勧め料理のお案内です。

残暑お見舞い申し上げます。 「立秋」を迎えたからこそ、なにかと「秋」を探してしまうもの。しかし、まだまだ暑い日々が続く中で、なかなか秋の風情には出会えないものです。「秋は名ばかりか…」と思いつつ、けたたましく耳に響く蝉時雨(せみしぐれ)に導か…

2021年8月 Benoit特選食材「福井県特産 六条大麦」のご紹介です。

「福井の麦秋は過ぎ、おかげさまで刈取りも6月頭に終わりました。」と、株式会社大麦俱楽部の重久弘美さんのメッセージをいただきました。立秋を迎えたものの、秋(季節)はいまだ感じませんが、麦の秋(実り)はすでに収穫を終えてます。そう、新米ならぬ「新麦…

2021年8月 「夏熱れ、乗り切れBenoitで!」夏特別プランのご案内です。

残暑お見舞い申し上げます。 秋とは名ばかりで、まだまだ暑い日々が続きます。冬であれば、陽射しに恋い焦がれるも、今の時期では恨めしく思うもの。そんな人間をよそに、太陽の恩恵を嫌というほど受けながら、愚痴一つこぼさない草木たち。光合成には欠かせ…

2021年8月限定 「新・Benoit個室貸切プランのご案内」です。

「手遊(てすさ)み」に清水を両手で「掬(むず)び」ながら、夏の夜の月を待つ。「言の葉遊み(ことのはすさみ)」でハイレベルな恋文を詠い、愛しき人と恋「結ばれる」ことを願いながら、月下にて待つ。ドラマのワンシーンのような光景を想い描いてしまいます。…

2021年8月 「涼をとるために月を待つ。」藤原基俊が待っていたのは月なのでしょうか?

夏の夜の 月まつほどの 手すさみに 岩もる清水 いくむすびしつ 藤原基俊(もととし) 枕草子の著者である清少納言は、なにかと優劣をつけることを好んだのでしょう。「春はあけぼの」に「秋は夕暮れ」…では夏は?彼女は「夏は夜」であり「月のころはさらなり」…