kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

特別プラン

2021年10月11月 Benoit≪特選食材≫のご案内です。

ゆく川の 流れは絶えずして しかも もとの水にあらず ~方丈記~ 鴨長明 時の流れもまた絶えることはなく、毎年のように季節は巡ってくるものの、今年の秋は昨年の秋ではありません。そして、「旬」もまた過ぎ去るのみで、待ってくれるという「優しさ」を持…

2021年9月 Benoit「コロナに負けるな!初秋特別プラン」のご案内です。

気がつけば、蝉の諸声(もろごえ)が止んでいる… 夏の盛りには、けたたましく鳴き声を上げていた、アブラゼミにミンミンゼミ。原宿駅から表参道へ向かうと、朝から青空に響かんばかりに諸声を上げていました。あまりにも暑い日中などは、この声に辟易(へきえき…

2021年8月 Benoit「六条大麦」を使ったお勧め料理のお案内です。

残暑お見舞い申し上げます。 「立秋」を迎えたからこそ、なにかと「秋」を探してしまうもの。しかし、まだまだ暑い日々が続く中で、なかなか秋の風情には出会えないものです。「秋は名ばかりか…」と思いつつ、けたたましく耳に響く蝉時雨(せみしぐれ)に導か…

2021年8月 「夏熱れ、乗り切れBenoitで!」夏特別プランのご案内です。

残暑お見舞い申し上げます。 秋とは名ばかりで、まだまだ暑い日々が続きます。冬であれば、陽射しに恋い焦がれるも、今の時期では恨めしく思うもの。そんな人間をよそに、太陽の恩恵を嫌というほど受けながら、愚痴一つこぼさない草木たち。光合成には欠かせ…

2021年8月限定 「新・Benoit個室貸切プランのご案内」です。

「手遊(てすさ)み」に清水を両手で「掬(むず)び」ながら、夏の夜の月を待つ。「言の葉遊み(ことのはすさみ)」でハイレベルな恋文を詠い、愛しき人と恋「結ばれる」ことを願いながら、月下にて待つ。ドラマのワンシーンのような光景を想い描いてしまいます。…

2021年7月8月 Benoit「盛夏特別プラン」と「今宵はBenoitで!貸切プラン」のご案内です。

≪コロナに負けるな!Benoit夏特別プランのご案内です。≫ 草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食…

2021年7月/8月 「Benoit特別プラン」と「今宵はBenoitで!」貸切プランのご案内です。

昨今では気候変動の影響なのか、線状降水帯という聞き慣れない言葉が連日のように天気予報から発せられ、およそ梅雨らしからぬ雨が多かったような気がいたします。皆様におかれましては、無事息災であることを願うとともに、被災地におかれましては、遠く青…

2021年6月 Benoit「料理とワインのマリアージュ解禁!」と「お勧めワイン」のご案内です。

ひとこゑの おぼつかなきに ほととぎす われも聞きつ といふ人もがな 詠者不明 ホトトギスは「時鳥」と漢字で書きます。今では渡り鳥であることが周知されているホトトギスですが、昔々は山にこもり5月頃に里に下りてくると考えていたようです。そのため、こ…

2021年6月 Benoit≪特別プラン≫と≪お勧め料理≫のご案内です。

ほかに鳴く やまほととぎす こと問はむ われに増さりて 人は待つかと 俊恵(しゅんえ) 「ホトトギス」、名前は知っているも、どんな鳥でどんな鳴き声なのか? 昨今のインターネットとはなんとも便利なもので、この鳥を検索すると出るわ出るわ、これでもかと。…

2021年6月 Benoit「今宵はBenoitで!」平日貸切と週末個室占有のご案内です。

「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」とは、優劣をつけることが難しい時に使います。さらに、似すぎているからややこしいというニュアンスも持ち合わせているようです。先日、皆様にご案内しました「今宵はBenoitで!」のご案内が言葉足らず、「いずれ…

2021年5月 Benoit≪特別プラン≫と≪バラ色の人生はバラ一輪≫からの案内です。

まもなく、関東が梅雨入りします。季節のお話を書くために、日々の通勤や休日での公園散策を続けていると、毎年のように季節の花が順を追って咲き誇ることに気がつきます。至極当然のことながら、伐採や除草剤などの影響がない限り、毎年同じように訪れます…

2021年5月「今宵はBenoitで!」貸切のご案内です。

春の陽気に誘われるように新梢が伸び、新緑美しい葉を茂らせた隙間から、ブドウの花が顔を覗かせています。梅雨入り前の天候が不安定な時ですが、ブドウは花開くことを本能的にこの時期であると決めているようです。もう少し早く花笑えば、雨によって受粉を…

2021年5月 Benoit「首夏の夕暮れ特別プラン」のご案内です。

小山田(をやまだ)の 水のながれを しるべにて せき入るるなへに 鳴くかはづかな 藤原定家 稲作は豊富な水資源を必要とするため、平野一面の田園風景とするには、高度な灌漑技術が求められました。昔々の日本において、皆がこの技術を習得できていようはずも…

2021年5月 Benoit特別プランとお勧め料理のご案内です。

≪酒類提供中止のお知らせです。≫ Benoitに鎮座するバッカスの慟哭が聞こえてくる… Avec bon pain, bonne chère et bon vin, on peut envoyer promener la medecine. 「美味しいパン、美味しい料理、美味しワインがあれば、我々は薬を手放すことができる(医者…

2021年4月 Benoit特別プランとお勧め料理のご案内です。

〽 夏もち~かづく♫ は~ちじゅうはちや♪ 野にもや~まにも♩ わ~か葉が茂る♬ 日本の唱歌でもある、この「茶摘み」の歌は、誰しもが子供のころに耳にしたことがあるのではないでしょうか。丘陵に理路整然と植栽されている茶畑。春の陽射しによって輝きをはな…

2021年3月 Benoit特別プランとお勧めシャンパーニュ、そして旬の食材のご案内です。 

2021年3月14日、例年よりも早く東京都の開花宣言が発せられました。靖国神社の境内にある標本木を、気象庁の方が「1、2…5輪。開花ですね」と数えてゆく光景は、この時期の風物詩といっても良いのではないでしょうか。この桜の開花宣言や、ウグイスやセミなど…

2021年2月 Benoit特選情報 ≪フランス伝統料理とデザート≫ のご紹介です。

暦の上では、「立春」を迎えたことで春が始まりました。陽気な春を思い浮かべますが、古人はこの時期を「三寒四温」だと教えてくれます。明治時代に太陰太陽暦からグレゴリオ暦へと改暦したこともあり、多少の季節の誤差があろうとも、今も昔もそう変わりは…

2021年2月 「Benoit営業時間の変更」と「余寒特別プラン」のご案内です。

余寒お見舞い申し上げます。 「立春」過ぎたのもつかの間、2月4日に関東では「春一番」が吹き込みました。暦通りの温かい春の到来かと思うのですが、古人はこの時期を「三寒四温」であると、我々に注意を促しています。その漢字の如く、3日寒い日の後に、4日…

2021 Benoit≪新春特別テイクアウトボックス≫のご案内です。

「冬至 冬中 冬はじめ」とはよく言ったもので、2021年1月5日「小寒」、20日「大寒」と2月3日までの「立春」までは、暦の上でもまだまだ冬であり、寒さ厳しい期間です。明治時代に太陰太陽暦からグレゴリオ暦へと改暦したこともあり、多少の季節の誤差があろ…

2021 Benoit≪新春特別テイクアウトボックス≫を語らせていただきます。

緊急事態宣言の発出により、今後しばらく外出を控え、ご自宅で過ごされた方が多いのではないでしょうか。ご家族皆様にBenoitへお運びいただきたくことは憚(はばか)れる昨今にあり、少しでもご自宅での「語らい」の場をこしらえていただきたく、新春特別テイ…

2021年 Benoit≪営業時間の変更≫と≪新春特別プラン≫のご案内です。

新しい年を迎え、皆様はご自宅のある地を守る氏神様へ初詣をされたのではないでしょうか。旧年のお礼とご報告、そして新年も引きご加護を賜りますようにとお願いされたことと思います。願いを受ける氏神様におかれましては、「新型コロナウイルス災禍の収束…

Benoit2021年「寒中お見舞い」のご挨拶と「新年特別プラン」のご案内です。

寒中お見舞い申し上げます。 旧年中は並々ならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。新年を迎え、皆様より賜りましたご温情は徒(あだ)や疎(おろそ)かにせず、倦(う)まず弛(たゆ)まず研鑽の日々に努めます。「観梅の心、観桜の目」を忘れることなく、少…

2020年Benoit ≪冬のご案内≫です。

秋の色は まだひとしほの もみぢ葉に 心してふけ 山おろしの風 後鳥羽院 「季節は風が導いてくる」、こう古人は喝破する。そして、「風景とは風が導く景色である」と。黄葉・紅葉で彩られる「秋の色」に対し、秋風は白色だという。この「白」はcolorの白色で…

2020年Benoit「歳暮(としのくれ)特別プラン」他特選情報のご案内です。

降り注ぐ太陽の陽射しが万物を育て上げ、四季折々の風はその土地土地に味わいをもたせる。その風のもたらした美味しさこそ「風味」であり、我々はここに「口福な食時」を見出すのです。そして、旬を迎える食材は、人が必要としている栄養に満ちています。そ…

2020年のクリスマスはBenoitメニューをご自宅で!

今から11年のさかのぼった2009年頃のこと。フランスで「Best of Chef」シリーズのレシピブックが刊行されました。10€という価格ながら、詳細な解説に幾枚もの写真が、素人の自分でも作れるのではないかという錯覚へと陥れる。1刊目は、BOCUSEさん。3刊目はRO…

Benoit≪惜秋特別プラン≫と≪デザートセット≫のご案内です。

秋の野に 人まつ虫の 声すなり われかと行(ゆ)きて いざ訪(とぶら)はむ 詠み人しらず 古人は、秋の音色を奏でるバッタのことを「虫」と表現しています。コオロギを筆頭に、マツムシやスズムシ、そしてキリギリス。どの虫がコオロギなのか?マツムシなのか?…

2020年10月11月≪惜秋特別プラン≫と≪デザート&カフェセット≫のご案内です。

日ましに秋めく今日この頃。日中の気温こそ、まだまだ汗にじむほどではありますが、朝晩には肌寒さを感じるほどとなりました。「涼風(すずかぜ/しんりょう)」というと、夏の季語。秋に感じる涼しさは「新涼(しんりょう)」や「初涼(しょりょう)」というそうで…

2020年秋 ≪コース料金改定≫と≪惜秋特別プラン≫のご案内です。

思ひやれ 真柴のとぼそ おしあけて ひとりながむる 秋の夕ぐれ 後鳥羽院 和歌に対する造詣が深く、同時代に藤原定家という天才に恵まれたこともあり、勅撰和歌集の編纂の勅令を下しました。この英断によって、優美を極めた「新古今和歌集」が今に遺ることに…

≪九月尽特別プラン≫と≪お勧め料理・デザート食べ納め≫のご案内です。

旬の食材には、いま我々が欲している栄養に満ち満ちています。その食材を美味しく食べることで、人は笑顔になり「口福な食事」のひとときとなります。そして、その笑顔は体の内側から湧き出でる力となり、我々をウイルス災禍から守ってくれることでしょう。 …

≪ひうらの里のすもも≫のクラフティのご案内です。

行く先も まだ遥かなる 山みちに まだき聞こゆる ひぐらしのこゑ 藤原輔伊(すけただ) 山道を歩いていると、目的地にはほど遠いにもかかわらず、早くもヒグラシの声が聞こえてきたではないか。ヒグラシの寂しい声が山間に響き渡る。かなかなかな…独特の澄んだ…