kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

お勧め料理

2024年8月9月 Benoit東京の≪特選食材≫と≪お勧め料理/デザート≫のご案内

草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitの要望に応えてくれた逸材でこしら…

2024年7月Benoit ≪夏特別プラン≫と≪お勧め料理/デザート≫のご案内です。

暑中お見舞い申し上げます。 (2024年6月20日撮影のシャルドネ種) 農産物の栽培において、栽培対象がどのような成長過程にあるのかを測るうえで、目安となるのが「有効積算気温(Growing Degree Days ※以下GDD)」というものです。ブドウが冬の冬眠から目覚める…

2024年7月Benoit東京 ≪特選食材≫と≪お勧め料理≫のご案内です。

草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitの要望に応えてくれた逸材でこしら…

2024年5月Benoit 「お勧め料理」と「特選食材」、そして「惜春の思いで綴った季節のお話」のご案内です。

季節は過ぎてゆき、待てといっても待ってはくれないもの。5月5日に「立夏」を迎え、暦の上で夏が始まりました。すでに猛暑を予感させるような夏日が続きますが…ここは惜春の思いを込めて…期日に書き切らなかった負け惜しみです。 春は曙(あけぼの) やうやう…

2023年10月11月 Benoit特選食材とお勧め料理のご案内です。

草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitの要望に応えてくれた逸材でこしら…

2023年9月 Benoit特選食材とお勧め料理のご案内です。

草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitの要望に応えてくれた逸材でこしら…

2023年8月9月Benoit 「山岳都市グルノーブルの伝統料理で、なぜエイなのか?」

Aile de raie à la grenobloise, blettes juste tombés フランス産エイひれのムニエル グルノーブル風 不断草のソテー ※ランチとディナーのプリ・フィックスメニュー、主菜として+1,500円でお選びいただけます。 2023年8月9月と月をまたぎ、ランチ・ディナー…

2023年8月9月Benoit 「エイヒレのムニエル グルノーブル風…いったいどんな料理?」

雄大な大海原を、まるで自らの優雅な時を謳歌するかのようにゆったりと羽ばたくかのように泳ぐマンタの姿は、海の中だからという理由以外にも、魅せられた者に得も言われぬ涼しさを与えるものです。このマンタ、正式名称は「オニイトマキエイ」といい、その…

2023年7月Benoit 「ブランド仔羊は名ばかりではなかった…知ってしまうともう戻れない!」

「品質と特徴が、特殊な地理的環境に起因する」という大原則のもとに、EU加盟国で批准されているのがAOP(原産地呼称保護)。この厳格な基準よりも少しだけゆるくしたものがIGP(Identification Géographique Protégée / 地理的表示保護)というもので、「生産地…

2023年7月Benoit 「剣先イカ、シロイカ、アカイカ、皆様いかが? 」

関門海峡を横切るように架かる瀬戸大橋。その山口県側の下関沿岸、橋のたもとから少し西側へ向かった先に、唐戸市場が開けています。そこでは、毎日のように近海で水揚げされた旬の魚介類が競り落とされ、地方に送られるばかりではなく、その場でも購入する…

2023年7月Benoit 「イサキがBenoitへ夏を告げに来た!」

東北地方以南の海藻生い茂る岩礁域を棲み処にしているイサキ。淡白な味わいの白身で、塩焼きで食べるというイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、旬の名産地のイサキともなると、この固定観念が覆ります。対馬海流や豊後水道でもまれにもまれ、豊…

2023年7月Benoit 「Benoit東京で確固たる地位を得た夏食材…マダコ!」

「タコの産地といえば?」という問いに、真っ先に思い浮かぶのが兵庫県の明石(あかし)ではないでしょうか。高品質なうえに、水揚げ量が日本一を誇ります。これほどのタコ銘産地でありながら、存亡の危機に晒された時がありました。今から50年以上も前のこと…

2023年7月Benoit「プロヴァンス地方の夏を代表する料理「ラタトゥイユ」が前菜です!」

夏野菜を代表するナス、ズッキーニ、パプリカをトマトで煮込んでいったプロヴァンス伝統料理です。家でも作りやすいこともあり、馴染みの料理でえはないでしょうか。とはいえ、ご家庭と同じでは「プロの調理人」ではないわけで、Benoitのプリ・フィックスメ…

2023年7月 Benoit特選食材とお勧め料理のご案内です。

草木の花々は移りゆく季節の機微を捉え、順を追って咲き誇るもいずれは散りゆきます。食材も同じように「旬」という期間は限られたものであり、「待つ」という優しさはありません。そこで、全ての旬食材は無理でも、Benoitの要望に応えてくれた逸材でこしら…

2023年6月7月Benoit「南仏の港町マルセイユといえば、フランスの漁師料理 ≪ 魚のスープ ≫ なり!」

Soupe de POISSON(魚のスープ)といえば、南フランスの港町マルセイユの伝統的な漁師料理です。ブイヤベースとは違い、煮込んだ魚を食することをせずに、旨味をスープに出しきったもの。Benoitでは、魚そのものの美味しさをお楽しみいただきたく、エビ・カニ…

2023年6月7月Benoit「暑い時期だからこそ、ヴィシソワーズスープから食事を始めてみてはいかが?」

冷たいスープで火照った身体を内側から冷まし、食欲を呼び覚ます。かつてアメリカ合衆国で誕生したという冷製「ヴィシソワーズスープですが、どうも英語っぽくはないネーミングではないですか。それもそのはず、考案者であるシェフはフランスのVichy(ヴィシ…

2023年5月Benoit ボーノ(美味しい)という名を冠したボーノポーク?!

「ボーノポーク」は、イタリア語で美味しいという意味の「ボーノ」という言葉を冠し、なんとも軽々しい印象を受けますが、その実は、岐阜県の中濃ミート事業協同組合の威信にかけて育て上げた銘柄豚です。飼育地は、県内の瑞浪(みずなみ)市、山県市、揖斐(い…

2023年5月Benoit 「鰆(さわら)」と書くだけに、春にこそお楽しみいただきたい!

サワラは「鰆」と漢字でかきます。やはり「春」と当て字に入るぐらいですから、春にこそお楽しみいただきたい旬の味覚。しかし、日本の近海を回遊している魚だけに年中水揚げがある魚…なぜ春なのか?この時期に産卵のために沿岸に近寄ってくるため、捕獲しや…

2023年5月Benoit 暑いからこそ、熱々のオニオングラタンスープ!

フランスの食の都「リヨン」では、オニオングラタンスープは鶏のガラからじっくりと旨味を引き出します。しかし、Benoitは違う!牛のすね肉から、じっくりと2日間かけて旨味を煮出すのです。このブイヨンこそが、Benoitのオニオングラタンスープの美味しさの…

2023年5月Benoit サクラマスの美味しさを知ってしまったので、今年もメニューに名を連ねます!

川で生まれたマスは、1年ほどその川で育まれる。後に、川の残る個体と川を下る個体とに分かれるというが、どのように決まるのかは、自然の神秘のベールに包まれていて、いまだ解明されていません。川に残ったものが「ヤマメ」であるならば、果敢に大海原へ向…

2023年5月 Benoit≪価格改定と暮春プラン≫≪お勧めの旬食材≫のご案内です。

すでに古い話ですが、2023年3月14日、例年よりも早く東京都の開花宣言がなされました。靖国神社の境内にある標本木を、気象庁の方が「1、2…5輪。開花ですね」と数えてゆく光景は、この時期の風物詩といっても良いのではないでしょうか。この桜の開花宣言は、…

2023年5月 Benoit≪特選食材≫と≪お勧め料理/デザート≫のご案内です。

「風」は季節を導き、彩りばかりではなく、喜怒哀楽をも表現しているかのような美しい「風景」を我々に見せてくれます。そして、四季折々の「風」は国内各地方にその地ならではの「風土」を作り出すことになる。その多様な「風土」で育まれた食材は、同じ野…

2022年10月11月Benoit 特選食材とお勧め料理・デザートのご紹介です。~ダイジェスト版~

花すすき まねく袂(たもと)は あまたあれど 秋はとまらぬ ものにぞありける 藤原元真(もとざね) いまでも其処此処に、秋らしい姿を見せてくれる「ススキ」。たわわに実る稲穂に似ていることからも、五穀豊穣を祝う意味でお月見や祭事では欠かすことのできな…

2022年10月11月Benoit 特選食材とお勧め料理・デザートのご紹介です。~ノーカット版~

花すすき まねく袂(たもと)は あまたあれど 秋はとまらぬ ものにぞありける 藤原元真(もとざね) いまでも其処此処に、秋らしい姿を見せてくれる「ススキ」。たわわに実る稲穂に似ていることからも、五穀豊穣を祝う意味でお月見や祭事では欠かすことのできな…

2022年10月11月Benoit 幻の酢ミカン「直七」のご紹介です!

この聞き慣れない「直七(なおしち)」とは、スダチやカボスといったような酢ミカンに分類されています。原産は広島県尾道市因島(いんのしま)の田熊で、学名は「田熊スダチ」といいます。これが高知県へと持ち込まれました。今では因島で栽培している人はなく…

2022年10月11月Benoit 秋ナスは嫁に食わすな !?

「秋茄子は嫁に食わすな」 体が冷えて流産してはいけないと嫁の体を労(いたわ)った言葉です。夏野菜であるナスは、水分が多い上にカリウムが豊富です。カリウムには利尿作用があり、余分な水分を体外に排出する際に体温を奪っていきます。さらに、ナスのアク…

2022年10月11月Benoit 佐渡ヶ島から直送!「アオリイカ」

新潟県の佐渡ヶ島は、沿岸一周約280kmもあり、東京23区の1.4倍の広さを誇る本州最大の島です。新潟港からカーフェリーで2時間半、ジェットフォイルを使えば1時間ほどで島の両津港へと着岸します。そこから少しばかり北に向かうと、「佐渡魚市場」が姿を見せ…

2022年10月11月Benoit ジビエを代表する食材「エゾシカ」がメニューに!

Benoitのプリ・フィックスメニューには、通年を通して牛肉のランプステーキが鎮座しています。それに、対抗するかのように、日本のジビエ料理の代表格ともいえるエゾシカが、名乗りを上げました。のんびり歩いている牛とは違い、北海道を駆け回っているから…

2022年10月11月Benoit ボーノ(美味しい)という名を冠した「ボーノポーク」?!

「ボーノポーク」は、イタリア語で美味しいという意味の「ボーノ」という言葉を冠し、なんとも軽々しい印象を受けますが、その実は、岐阜県の中濃ミート事業協同組合の威信にかけて育て上げた銘柄豚です。飼育地は、県内の瑞浪(みずなみ)市、山県市、揖斐(い…

2022年10月11月Benoit 飛騨高山の伝統野菜「宿儺かぼちゃ」なり!

馴染みのカボチャとは一線を画す姿に、「うり?」と思われる方も多いのではないでしょうか。これが、「両面宿儺(りょうめんすくな)」という神の名を冠する「宿儺かぼちゃ」。新品種ではなく、岐阜県の飛騨高山地方で連綿と受け継がれてきた伝統野菜です。彼…