kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

特選食材

Benoit特選食材「岐阜県亀山果樹園さんの≪白鳳≫」と「桃プラン」のご案内です。

秋ちかう 野はなりにけり 白露の おける若葉も 色かはりゆく 紀友則 「古今和歌集」 秋を迎えようとする晩夏、早朝に涼しさが増すことで白露が落とすその若葉も色衰えてゆく。と、秋の野を美しく詠んだものかと思いきや、深い言葉遊びが隠されていました。す…

Benoit特選食材「香川県ひうらの里≪飯田桃園さんの幻のスモモ≫」のご案内です。

忘れ草 我が紐に付く 時となく 思ひわたれば 生けりともなし (万葉集 詠者不詳) 「忘れ草」とは、なんと意味深な名前ではないでしょうか。決して、ドラエモンの未来の道具ではありません。この花を目にすると「憂い」を忘れることができる、このような古人の…

Benoit特選食材「和歌山県桃山町の豊田屋さん≪あらかわの桃≫」のご案内です。

五月雨に ひとり日をふる ながめこそ なかなか伴(とも)の ある心ちすれ 寂然 「五月雨」は、「さみだれ」と読みことは周知の事実。これほどの難読漢字を「ごがつあめ」と読む方が少ないほど、我々日本人に定着している不思議な言葉。五月雨は梅雨のことを指…

Benoit特選食材≪宮崎県の完熟マンゴーと沖縄県のパッションフルーツ≫&特別プランのご案内です。

「紅一点(こういってん)」 多くの中で異彩を放つもの、むさい多くの男性陣の中の、美しい一人の女性、などという意味合いでよく使われる言葉です。この表現は、緑の葉が生い茂るなかで輝かんばかりに咲く一輪の花という光景から生まれたらしいのです。今では…

Benoit「トウモロコシ前線」北上中です。

桜前線に一喜一憂していた時期も遠い記憶となり、今は日々の天気が気になる梅雨の時期。我々が憂鬱に感じる曇天や雨天も、見方を変えると恵みの雨でもあります。生きとし生けるものにとって欠かすことのできない「水」を、動植物にもたらしてくれるのです。…

Benoit特選食材「グリーンアスパラガス≪さぬきのめざめ≫」の食べ納めのご案内です。

ぬしなくて 荒れにし屋戸の 庭のおもに ひとり菫の 花さきにけり 藤原公重(きんしげ) 「菫(すみれ)」は、日本では北海道から沖縄県まで津々浦々で目にすることのでき、紫色の小さな花を咲かせます。あまりにも控えめな姿のため、園芸品種として育種されてい…

Benoit特別プラン「五月尽」と「5月ダイジェスト版」のご案内です。

立夏を迎え、暦の上では夏が始まりました。少し時期がずれるのですが、今回のテーマは晩春の季語になっている「竹の秋」です。「春」の季語なのに「秋」? 「竹」とは謎多き植物です。あまりにも身近な植物なため、あまり珍しさを感じないものなのですが、学…

Benoit特選食材「静岡県掛川のイチゴ≪紅ほっぺ≫」のご案内です。

現在、日本のイチゴ消費量は世界一です。一年中見かけることのできるフルーツですが、やはり初春に想う「旬の美味しさ」は、老若男女を問わず、人々を魅了して止みません。「あまおう」や「とちおとめ」が世を席巻するも、さらなる美味なる品種を生み出そう…

Benoit特選情報「4月のダイジェスト版」のご案内です。

待てというふに 散らしで止まる ものならば 何を桜に 思ひまさまし 「古今集より」よみ人しらず 「待ってくれ」と言うことで、散らないでいてくれる花であれば、誰がこれほどまでに桜に対して思いを募らせようか。夏から秋にかけて葉を茂らせ、越冬するため…

Benoit特選食材「グリーンピース」のご案内です。

日本でもお馴染みの春食材の「グリーンピース」。ところが、缶詰の普及がこの食材への偏見を導き、好き嫌いの多い食材になってしまったことは否めません。しかし、鮮度の良いグリーンピースの美味しさは格別で、春にしか楽しむことができない旬の味わいです。…

Benoit「一夜限りの≪春食材の饗宴≫」メニュー確定のご案内です。

先日、東京で「桜の開花宣言」が発表されました。桜前線に一喜一憂したときも束の間、今ではいつに「花見」を行うか思い悩む日々なのではないでしょうか。「春に三日の晴れなし」とはよく言ったもので、この時期の天気は、「花冷え」「花散らしの雨」「桜雨…

Benoit特選食材「ピュルプ・ドゥ・カカオ」のご案内です。

「二十四番花新風(にじゅうしばんかしんふう)」。古代中国の賢人は、後世に四季折々の目安として「二十四節気(にじゅうしせっき)」を遺しました。1年を24に区分し、それぞれの季節を「立春」や「春分」などと表現し、今でも暦の中に登場しています。それをさ…

Benoit「一夜限りの≪春食材の饗宴≫」のご案内です。

夜もすがら 思ひやるかな 春雨に 野辺の若菜の いかに萌ゆらん 具平親王(ともひらしんのう) 世界規模での異常気象が昨今の話題である中で、「春に三日の晴れなし」とは今も昔もそう変わりがないようです。心地よい陽気に包まれたかと思いきや、一転しての「…

Benoit特選情報「3月のダイジェスト版」のご案内です。

衣更着(きさらぎ)の 冴えつる風の よのまにも また薄こほる 池のおもかな 藤原家隆 懐かしき中学生の時に、旧暦2月は「如月(きさらぎ)」と学びました。しかし、同じ読みのまま別の漢字表記もあるようです。その一つが今回ご紹介した歌にある「衣更着」。よう…

下関物語「唐戸市場」への想いを込めて

めづらしや 垣ねにうゑし すはえぎの 立ち枝に咲ける 梅の初花 源仲正(なかまさ)詠 梅の樹は、主幹となる、太い本体となる幹から梢(こずえ)と呼ばれる細い枝を垂直に天を目指すかのように多く伸ばします。それも思いのほか多く。そのため、剪定をしなければ…

Benoit特選情報「2月ダイジェスト版」のご案内です。

「木」へんに「冬」を添えると、「柊(ひいらぎ)」。一年中、緑濃く美しい葉が生い茂る常緑小高樹。ギザギザの葉と、その先端にあるちくりとするほどの棘の様な歯牙が、あまりにも特徴的でしょうか。そのため、防犯目的で垣根に植栽している方も多いと聞きま…

「山口県下関より≪福≫来たる」これ食せずして2019年は始まりません!

まだ夜が明けぬ中、本州最西端の地に人が集まり出す。日中の陽射しによって温められた地表が気温を上げるも、陽のかげりとともに下降の一途をたどり、闇が深くなる頃には身震いするほどの寒さに包まれる。夜が明ける直前が一番冷え込むことになるが、この地…

2019年1月 特選情報≪ダイジェスト版≫のご案内

新年を迎えることを「新春」「初春」や「迎春」と表現します。暦の上では、旧年に冬至を迎え、年を越す。2019年1月6日が「小寒」で、「寒の入り」。1月20日に「大寒」を迎え、この終わりが2月3日。この日は、季節を分ける日なので「節分」と呼ばれ、次の日か…

長野県茅野 青木さんの「日本ミツバチの蜂蜜」

天下泰平が300年も続くことは、世界史をみても稀有なこと。その恩恵を謳歌するかのように、文化芸能の隆盛をなしえた江戸時代。豪族が点在する、特に際立った特徴のない荒野、関東八州を徳川家康が所領としてあてがわれたところから、江戸の文化が始まりまし…

12月の特選情報≪ダイジェスト版≫です。

かつては、其処彼処で目にすることができた雑木林。整備された庭園とは違い、落葉広葉樹で構成された人が作り上げた林です。樹は薪(まき)や炭としての原材料となり、落ち葉は農産物の肥料として堆肥へと活用されるばかりか、降り積もることで、豊かな土壌を…

北海道根釧台地のフレッシュチーズ「Brise de mer Faisselle」

冬は時雨(しぐれ)から始まる 暦の上では、11月7日の「立冬」が冬の始まりです。冬の到来を実感するのは、北風激しい「木枯らし」が吹き荒れた時。しかし、冒頭の文章が、なぜか人々の心に響くものです。「雨」は、時に猛威を振るうために我々に畏怖を抱かせ…

岐阜県「恵那川上屋さんの和栗」のデザート

歳時記の中で、「花」といえば春を、「月」といえば秋を指し示します。和歌の中で、平安時代を境に「花」は梅から桜に変わりましたが、どちらにせよ季節は春です。ところが、「花園」となると季節は「秋」です。秋の七草を筆頭に、低木を含め草花が地表を彩…

福岡県 井上果樹園の「こいひめ柿」

さやけさを 今宵と人の いひおきし むかしもかくや 月はすみけん 藤原長方(ながかた) 過ぎし10月21日は雲一つない夜空となり、見事なまでの「十三夜」を迎えました。十五夜の満月には2日足りない月の姿は、向かって左手が少し欠けています。完全無欠ではなく…

長野県 エンジェルさんの「真っ赤なルバーブ」

秋も早たけなわ。照り付ける陽射しはすっかりと影を潜め、日中こそ暑ささえ感じますが、日没とともに気温は下がり、夜半ともなれば肌寒いほどです。出かける際に、羽織るものが必要かどうか悩むのも、また秋深くなった証でしょうか。明け方がさらに冷え込み…