kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

「2024年8月Benoit東京 ≪夏の特別プラン≫と≪お勧めデザート≫、さらに≪一夜限りのシャンパーニュディナー≫のご案内です。」Benoit北平

残暑お見舞い申し上げます。

夏山も とよむばかりに 明けたてば まことに蝉(せみ) 声ぞきこゆる  大弐(だいに)

 今も昔も、程度の差こそあれ、夏は暑いものです。東の山際(やまぎわ)が白むように夜が明けてくる。日中に北風が吹き荒れるような天候でなければ、この夜明けの時に、気温が一番低くなるものです。山の端(は)から太陽が姿を見せると同時に、気温は上がってゆく。エアコンなどのない平安時代ともなると、この暑さが心地良い眠りを妨げるのしょう。大弐は、むっとくる暑苦しさによって眠りの時を終えたのでしょう。

 「響(とよ)む」とは、「鳴り響かす」ことを意味します。陽が射すことで生まれる暑さの波に包まれるかのように、彼女は目覚める。眠気も覚(さ)めやらぬ中で、彼女が耳にしたのは、まるで山から響く音の波、暑さを急き立てるかのようなセミの諸声(もろごえ)だった。賑やかではあるも、遠くから響くかのようなセミの諸声。徐々に夢心地が覚めるにつれ、彼女はふっと気づく。よくよく耳にすると、まさに1匹のセミが庭で響(とよ)んでいるではないです。

 面白いもので、人間は、興味がない音を雑音として認識するといいます。秋に響むスズムシやコオロギの美しい音色も、興味がない人にとっては、雑踏のなかのただの音でしかない。この虫の声を美しいと感じるのは、世界広しといえど日本ならではの感性のようです。

 自然の機微を動植物から捉えようとする歌人にとって、セミの声を雑音にすることはできません。寝起きの時には、漠然としたセミの諸声であったが、意識がはっきりするにつれ、身近で声を鳴り響かせている1匹のセミに気づく。意識が遠いときの遠景から、意識がはっきりするときの近景へ。大弐は、寝起きにもかかわらず、諸声の中より1匹のセミのまことの声を聞き出したのでしょう。さて、このセミアブラゼミだったのか、ミンミンゼミだったのか?

 今年は、梅雨明けを告げるかのようにセミに初音を耳にしました。異常気象の昨今、天気予報に一喜一憂する我々人間をよそ眼に、自然の機微を捉えることで、最善と思われるときに行動に移す自然界の生き物たち。生きとし生けるものすべてが持ちうる本能がなしえるものなのでしょう。人間はこの本能が希薄なのか失ってしまったのか…だからこそ、我々は他の動植物を拠り所にして自然の移ろいを悟ろうとしている。

 ハウス栽培でなければ、旬の食材というものも、自然の機微を体現しているもののひとつです。四季折々の天候が育んだ野菜や果物は、我々に今がどの季節であるのかを教えてくれる。さらに、美味しいばかりか、今我々が欲している栄養が満ち満ちているのです。いつでもなんでも食材が手に入る時代だからこそ、Benoitは旬にこだわりたいと思います。

 暑いからこそ夏であり、セミのけたたましい声を耳にするのも夏だけのもの。表参道のケヤキの並木道では、すでに「ミーンミーンミ~」「スイスイスイスイ」「ジ~ジ~」とセミが響んでいます。この諸声を楽しみ、足の赴くままにBenoitへお運びください。旬の食材を使った、自慢の料理やデザートでお迎えいたします!「旬」は、「待つ」という優しさをもってはおりません…

 

 

≪平日限定特別プランと特選シャンパーニュのご案内です。

 暦の上では「立秋」を迎えたものの、まだまだ猛暑な日々が続くようです。暑いものは暑く、この「あつさ」には「熱さ」という漢字を当てたいぐらいです。いくら「熱い熱い」と愚痴をこぼしても、涼しくなることとはもちろんありません。そして、この逃げ場のない残暑は、知らず知らずのうちに体力を奪ってゆくものです。

 そこで、皆様にはBenoitでは旬の食材を美味しくお召し上がりいただくことで、さらに美酒をたしなむことで、今夏の「熱(いき)れ」を乗り越えていただきたく、9月30日(月)までの平日ディナー限定プラン「夏熱(いき)れ!Benoitでのりきれ!」と特選シャンパーニュをご紹介させていただきます。

 

 (いき)Benoitでのりきれ!ディナープラン 

2024930()までの平日ディナー限定

前菜x2+メインディッシュ+デザート

9,000円 8,000(税込/サービス料別)

 

 このプランは、HPや他のネット媒体には掲載しておりません。自分からのメールを受け取ってくださっている皆様へのご案内です。そのため、ご予約はメール

kitahira@benoit.co.jp

もしくBenoitへご連絡(03-6419-4181)ください。ご要望や質問なども、喜んで承ります。※他の割引プラントの併用はできませんが、「ワインの日」などのワイン割引特典は併用可能です。

 

 夏熱れ!このシャンパーニュでのりきれ! 

NV Jean Vessel brut Œil de Perdrix

9,800円(税込サービス料別)

 

930()までの平日ディナー限定です。「夏熱れBenoitでのりきれプラン」との併用は可能です。ワインの日などの、ワイン割引は適用されません。本数に限りがあるため、ご予約時にご希望の有無をお伝えいただけると幸いです。

 

 「夏熱れ」とは聞きなれない言葉かと思います。往古より「草熱れ」という美しい表現があり、これを引用させていただきました。では、この「草熱れ」とは、どのような意味なののか?特選シャンパーニュの紹介とともに、ブログに書き綴っております。以下よりご訪問いただけると幸いです。

kitahira.hatenablog.com

 

 

2024Benoitのピーチ・メルバ登場!8月末までです。≫

 「ペッシュ・メルバ」は、ブノワでも一二を争う人気のデザート。今季は8月末までご用意です。

 桃は4種のスタイルで盛り付けます。フレッシュのカットはもちろん、心地よい酸味のあるペッシュ・ド・ヴィーニュを加えたシロップで軽く熱を加えたコンポート、そしてオーブンでローストしたもの。さらに、「秘味黄金」との出会いによって、甘さを極力控えることで黄桃の美味しさを十二分に引き出したマルムラード。

 ガラスの器の底に砕いたアーモンドでカリッとした食感と香ばしさ。そこへ、秘味黄金のマルムラードを加え、フレッシュとローストした桃をのせ、さらにバニラアイスクリーム。このアイスクリームを囲うように生クリームを搾り、桃のコンポートをかぶせるように。フランス伝統のペッシュ・メルバを踏襲しながら、日本の桃ならではのアレンジがなされた、ブノワの夏を代表するデザートに仕上げました。

 桃は、岐阜県から直送される「飛騨もも」を使います。「飛騨もも」とは、飛騨高山で育まれたブランド桃のことで、品種は時期によって変わってきます。「白鳳」から始まり、今は「秘味黄金」と「飛騨おとめ」、最後は「昭和白桃」へ。一品種が約1週間の収穫期であることから、これらの品種を継投ならぬ継桃してゆきます。品種によって味わいが異なることを考えると、一期一会のようなデザートといえるかもしれません!

Pêche Melba à notre façon

ピーチ・メルバ

※ランチとディナーのプリ・フィックスメニュー、デザートとして+1,000円でお選びいただけます。

 

 

岐阜県飛騨高山の亀山果樹園より、桃がBenoitに届いています!≫

秘味黄金

 桃の旬は終わりではないの?いやいや、標高800m越えに果樹園を拓いている亀山果樹園は、いままさに旬を迎えているのです。日本アルプスを有する、飛騨高山からBenoitに直送されています!

 「今年の桃は、春先の霜の被害も少なく順調なスタートでした。例年並みの着果量も確保でき、7月の長雨も生育には影響も無く、昨年より3日程早い収穫開始です。ただ、やはり猛暑ということもあり熟期が進み、収穫開始からいきなり収穫に追われております。

 飛騨の高冷地とはいえ、ここ近年の日中の気温は高く炎天下での収穫作業は相当疲れますが気力で乗り切ってります。ただ、朝晩は涼しく果樹にとっては恵まれた環境です。盆過ぎからは、収穫のピークを終えて少し落ち着きますが、品種が変わりながら8月下旬まで桃の収穫は続きます。飛騨高山の環境が育んだ桃を、皆様お楽しみください!」 ~ 亀山果樹園 亀山忠志 ~

 さらに「毎年の事ですが、熊や猪が桃を食べに来るため、電柵などで被害を防いでいます。」というも、やはりすべてを防ぐことはできません。「熊は、樹に登り、桃に被せてある袋をお尻に敷いて、桃を食べる習性があるのでわかりやすいです。」と亀山さんが教えてくれました。

 え?熊が桃を食べにくる?いったい亀山果樹園とはどのような環境下にあるのか?ご紹介をブログに綴っております。お時間のある時に、以下よりご訪問いただけると幸いです。

kitahira.hatenablog.com

 

 

BARONS DE ROTHSCHILD メーカーズディナー開催!

 世界屈指の名門一族、ロスチャイルド家三社の協働により誕生した夢のシャンパーニュ・メゾンが、「バロン・ド・ロスチャイルド」です。このメゾンよりマネージング・ダイレクターのフレデリック・メレス氏をBenoitにお迎えし、一夜限りのスペシャルディナーを開催いたします。メゾン渾身のプレステージ・キュヴェをはじめとする全5種の豪華ラインナップを、ブノワのお料理ととともに心ゆくまでご堪能ください!

 

一夜限りにシャンパーニュディナー≪BARONS DE ROTHSCHILD

日付 2024年10月16日(水)

時間 18:30開場 19:00スタート

定員 40名様 (相席をお願いする場合もございます)

価格 27,500円(税サ込)

 

 ご予約はこのメールの返信(kitahira@benoit.co.jp)、もしくBenoitへご連絡(03-6419-4181)ください。ご要望や質問なども、喜んで承ります。

 

ラインナップ

NV バロン・ド・ロスチャイルド ブリュット・ナチュール

NV バロン・ド・ロスチャイルド・ブリュット

NV バロン・ド・ロスチャイルド・ブラン・ド・ブラン

2012 レア・コレクション・ブラン・ド・ブラン  1,500ml

2013 レア・コレクション・ロゼ

 

 

 バランスの良い美味しい料理を日頃からとることは、病気の治癒や予防につながる。この考えは、「医食同源」という言葉で言い表されます。この言葉は、古代中国の賢人が唱えた「食薬同源」をもとにして日本で造られたものだといいます。では、なにがバランスのとれた料理なのでしょうか?栄養面だけ見れば、サプリメントだけで完璧な健康を手に入れることができそうな気もしますが、これでは不十分であることを、すでに皆様はご存じかと思います。

 季節の変わり目は、体調を崩しやすいという先人の教えの通り、四季それぞれの気候に順応するために、体の中では細胞ひとつひとつが「健康」という平衡を保とうとする。では、その細胞を手助けするためには、どうしたらよいのか?それは、季節に応じて必要となる栄養を摂ること。その必要な栄養とは…「旬の食材」がそれを持ち合わせている。

 その旬の食材を美味しくいただくことが、心身を健康な姿へと導くことになるはずです。さあ、足の赴くままにBenoitへお運びください。旬の食材を使った、自慢の料理やデザートでお迎えいたします。

 

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最後まで読んでいいただき、誠にありがとうございます。

一陽来復」、必ず明るい未来が我々を待っております。皆様のご健康とご多幸を祈念いたします。

 

ビストロ「ブノワ(BENOIT)」 北平敬

www.benoit-tokyo.com