kitahira blog

徒然なるままに、Benoitへの思いのたけを書き記そうかと思います。

街道をゆきたい

2023年9月 下関・唐戸市場「道中さん」の「ふく」物語

まだ夜が明けぬ中、本州最西端の地に人が集まり出す。日中の陽射しによって温められた地表が気温を上げるも、陽のかげりとともに下降の一途をたどり、闇が深くなる頃には身震いするほどの寒さに包まれる。夜が明ける直前が一番冷え込むことになるが、この地…

2022年4月 「歴史を顧みながら熊本県天草への旅路≪後編≫」をお楽しみください。

熊本県天草諸島(以下「天草」と記載)は、県下屈指の柑橘の産地です。温暖な気候に加え、海面の照り返しや浜風、さらに島を形成する丘陵が適度な水はけを約束してくれる。柑橘の産地であることに大いに納得してしまうものです。だからこそ、Benoitは毎年のよ…

2022年4月 「歴史を顧みながら熊本県天草への旅路≪前編≫」をお楽しみください。

熊本県天草諸島(以下「天草」と記載)は、県下屈指の柑橘の産地です。温暖な気候に加え、海面の照り返しや浜風、さらに島を形成する丘陵が適度な水はけを約束してくれる。柑橘の産地であることに大いに納得してしまうものです。だからこそ、Benoitは毎年のよ…

いざ行(ゆ)かん。恵那市明智町へ!

木曽三川とは、岐阜県の誇る主流の3つの川です。中心都市である岐阜市の南側が木曽川、遠く西側を揖斐(いび)川、市内を横断するように長良川。この豊かな水資源無くして、豊穣を約束されたかのような濃尾平野はありえません。川の話から「恵那川上屋さんの栗…

香川県さぬき市の旅物語・後編 ≪さあ、結願(けちがん)へ≫

長々と書いてきた今回の旅物語も、いよいよ後編です。香川県は歴史深い地だけに、多くの史跡や伝説があり、さぬき市に限定してみても、伝えきれるものではありませんでした。飯田桃園さんのご紹介でも登場した「讃留霊王(さるれいおう)」の「悪魚退治伝説」…

香川県さぬき市の旅物語・前編 ≪いざ!飯田桃園さんへ≫

香川県高松市の高松駅から高徳線へ乗り込もうと思います。この路線は、高松港から離れるように南西へ向かうも、古墳群の点在する石清尾(いわせお)山塊の麓(ふもと)に稜線に従うかのように向きを変え、進路は東に。 この山塊の東の麓には、約75haの面積を有す…

「熊本県天草への旅心地」をお家でお楽しみください。≪後編≫

熊本県天草諸島(以下「天草」と記載)から、Benoitは旬の柑橘を購入していました、そして購入する予定でした。この地域の類稀なる環境は、得も言われぬほど美味なる柑橘が、季節を追うように多くの種類がたわわに実ります。12月から始まる「早生みかん」を先…

「熊本県天草への旅心地」をお家でお楽しみください。≪前編≫

熊本県天草諸島(以下「天草」と記載)から、Benoitは旬の柑橘を購入していました、そして購入する予定でした。この地域の類稀なる環境は、得も言われぬほど美味なる柑橘が、季節を追うように多くの種類がたわわに実ります。12月から始まる「早生みかん」を先…

「郡上八幡への旅路」のご案内です。

もみぢ葉の ながるる竜田 白雲の 花のみよし野 おもひわするな 常縁(つねより) 室町の時代、今の千葉県にあたる下総(しもうさ)国に勢力を誇った豪族、千葉氏がいました。その一派が、東荘(とうのしょう)という荘園の荘官になったことから東(とうの)姓を名乗…

「Benoitと郡上八幡とのただならぬご縁」の物語です。

Benoitと岐阜県郡上八幡との並々ならぬ関係とは、いったいどういったことなのでしょうか?裏金がまわっているなどという野暮では決してありません。江戸時代に端を発した、壮大な歴史ストーリーが絡んでいました。郡上市の明宝牧場の代表である田中成典さん…